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斎藤由多加のブログだよ

Sony Ericsson XPERIAの第一印象

4月1日午前0時、六本木ノジマ電器にはXPERIAの予約者たちの行列ができて、港区の繁華街を行き交う通行人たちの注目を集めていました。

Shop3

Shop0

僕が手に入れたのはラスターホワイト。この色が好きだったというのではなく、この色しか初日分在庫数がなかったから。ま、ライカM8の時もブラックを希望していたけど、結局手に入ったシルバーが予想外によかったという経験から、自分の好みでないものを予約することにした結果です。

この手の新しいモノは、仕事にかこつけて初日に手に入れないと気が済まない僕でして、それをこのブログに書き記すことを喜びとしている、いわばグッズフェチなわけです。検索エンジンでこのページにたどり着いた人はきっと、ソニー製(ソニーエリクソン製)のandroid携帯がどのような手触り感なのか、に興味があってのことだと思いますので、ま、そんなわけで、その第一報をお届けしますね。

*********まずは形状など

この新型携帯を手にした僕の第一印象というのは、へんな話ですが、「手から滑り落ちやすい形だぞ」ということ。さわっていて見事なくらいにつるりんつるりんとこの手から滑り落ちる。その理由はアーチ型に弧を描いたバックのデザインのせいなのか、素材のせいなのか、あるいは手の皮膚の乾燥のせいなのか・・・こんな指摘をIT系機器の評価として言及する人は少ないと思うんですが、実はけっこう重要だったりするんですよ。
XPERIAを起動して最初にすることは言語を選択することなのですが、タッチのタイミングでつるりとやってしまい、へんな言語を選択してしまった。その言語が謎の言語であったため日本語に戻すのにずいぶんと苦労(!)してしまったわけです。
ペンやカメラがいい例なんですが、滑り止めが避けては通れないデザインコンセプトの中心です。片手で持つハンドヘルド型機器というのは、デザインを追求するとこのあたりを犠牲にすることになりやすい。このXPERIAは使っていてぽろりと落とす人、かなり多いんじゃないかな。従来の携帯とちがって手に収まりきらないサイズだし、とても滑らかな材質の曲面を多用したフォルムには手に引っかかるところがない。iPhoneの側面処理はそれをぎりぎりのところで回避しているんだな、を再度認識してしまったというわけです。

XPE

付属のイヤホンはボール型。この黒いパーツに秋葉原のジャンク部品のような印象を持ってしまうのですけど、昨今のiPODの「白イヤホン」への差別化なのだろうか?あるいはブラックモデルを基調にした結果なのだろうか? マイクが「別パーツ」になっているのは、WALKMAN携帯の時もそうだったと記憶しているのですが、正直うざそうな予感がしてます。iPhoneの白いイヤフォンをつけたら、どういうわけか似合ってしまうのは、すこし複雑。

Phone

それからもうひとつ、ソニー製なのにメモリースティックをつかってないことも、これは個人的にはとても好印象なことなのだけれど、驚きでした。

使用感**********

android携帯といってもHT03としか比較しようがないのですがHT03のトラックボールはさくさくと対象を選択して実行するには優れものでしたが、今回のXPERIAは、すべてがタッチ式。電話の発信と終了も、iPhone同様で、画面上のソフトウェアのボタンを「タッチ式」で。

スリープ状態から復帰のアンロック操作が、指で画面の円弧スライダーをトレースするものなのですが、画面が大きいせいで、左手だけで行えない。両手を使うことになるのがいまいち、です。
それから、「重要な機能は最前面の物理ボタンで」という考え方なもんですから、発信ボタンや終了ボタンがタッチ式なことにはすこし不満がうまれるかもしれません。HT03の優れていたのが、この両方が物理的なボタンに割り振られていたことだったので、すこし残念です。というのもiPhoneにありがちな、画面呼び出し型操作の回線切断の使い勝手のわるさは残るだろうからね。画面がスリープしている状態から電話をかけようとすると、液晶右下のボタン(切断ボタンが配置されているところ)を反射的に押してしまうのですが、従来の携帯ユーザーにとってはすこし紛らわしいといえるでしょぅ。

各種ソフトを使用している際の、全体的なインターフェイスについてですが、まだ使用期間がすくないからだと思いますが、「いまどこにいるのかに迷う」ような印象です。ここらはとても重要なことだと思いますので、もうしばらく使ってから評価したいと思ってます。

電話帳(連絡先)***********

標準の電話帳は、従来の携帯と同様、姓と名が分かれてません。電話で使用するにはさほど不便はないと思いますが、パソコンのアドレス帳と連結させることには向いていないかも。ただよみがなはサポートされてます。あと、意外に大事なことなんですが、「検索」が電話帳のスクロール部から完全に独立しているのがありがたい。iPhoneだといちばんトップの小さな小さなアイコンにタッチしないとならないのがうざかったから。

iModeメール**********

iMode系はすべて使えないんだな、いわゆる「携帯メール」がiPhoneソフトバンクが携帯メール機能を即座に付加してくれたおかげで助かっています。日本のキャリアの携帯メールって、プッシュ型リアルタイム性といいシンプルなメーラーの操作性といいすごく便利なんですよね。とくに「PCメールを着信拒否」にしている相手には、こちらにも携帯メアドがほしいところです。

バッテリー*************

HT03とおなじく充電はUSBですが、予備バッテリーが付属してきたHT03のような配慮は、今回はなし。バッテリーの持続時間はまだ未確認ですが、PCユーザーにはUSB充電というのはむしろありがたいかもしれません。出先のコンビニで使い捨て充電器を買ったり居酒屋で充電器を借りる、なんて人には向いていないでしょうが。

文字入力********

いわゆる「かなうち」のキーボードがあります。iPhoneにはここに、ソフトキーボードの利点を活かした、「スライドうち」(っていうのかな??要するに、「か」を何回もたたかなくても一発で「こ」を打つことができる機能)がないのが残念。なんとかアドインのキーボードソフトがソニーないしはどこかのサードパーティーでるといいな、などと思っています。

タッチレスポンスは悪くないようですが、バックで処理をおこなっている際のレスポンス評価はまだしてません。

画面の美しさ*********

画面はコントラストも輝度も美しい。さわっていてこの満足感は他機種では得られないと思う。ただインターフェィスの違和感が抜けきらないので、画面の輝度だけを評価してもなんとも評価にならないところですけど・・

ソフトウェアの機能**********

今回は電話機としての第一印象ですのでTwitterとかfacebookの利便性評価はこれからです。
その他様々なアプリは、これからがたのしみ。

初日に手にした全体印象として*****

電話機としては「うーん・・」という感じです。
いろいろなものを詰め込んで、インターフェイスにポリシーというか一貫性がない印象。一部の高度な知識を持ち合わせた人をのぞいて、戸惑うユーザーも多いのではないかな?この高価な機械は、果たして何のために作られたものなのか? とね。
HT03を初めて手にしたとき以上に、「Googleの思惑って、androidで本当に達成されるのだろうか?」と思ってしまう。

といってもこれは人によってみるところが違うでしょうから、それぞれの評価があってしかるべきだとも思います。
僕の、このXPERIAへの印象である「電話としての利便性の希薄性」というものは、いいかえるとスマートフォンの最大の弱点だと思う。今回あらためて、通信機能が内蔵されたPDAになってはまずいな、と思った。その最大の象徴が発信ボタン、終了(切断)ボタン、だと思うんだけど、モックアップにはボタンがついていたので、てっきりそれがあるものだと勘違いしてました。

androidの基本操作性である、ホーム画面からアプリウィンドウを引き上げるというのは、慣れないとつらいな、という印象はHT03の時のものよりも強くなってます。

***********

ということで、否定的なことばかりになってしまったかも、ですが、これからしばらくいじり倒すことにします。