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斎藤由多加のブログだよ

RC SUCCSEEION

煮詰まった頭で深夜11時過ぎにツタヤにゆき、RC SUCCSESSIONのPHAPSODYの紙ジャケ版が店頭に並んでいるのを観て、衝動買いしてしまった。このアルバムは、僕の高校生活で最もインパクトがあったLPといっていいと思う。

Rc

RC SUCCESSION という名前がどういう意味なのか、当時クラスでだれも判らなかったがこういう連単語の日本のバンド名はめずらしくとてもかっこよかったことを記憶している。そのうち音楽雑誌の忌野氏のインタビューで「(正式なバンド名を)"ある日作成しよう"といっているうちにそれがなまってそのままバンド名になった」という記事を読んで、意味はまったくないことを知るのだが・・。(こんなのウソに決まってるし)

さて何がインパクトだったかって、いままで聞いたことがないこの下品なボーカル。下品な歌詞ってのはあったけど、こんな下品な声が存在していいのか、レコードとして販売されていいのかと、なにかとても危険なモノに触れてしまったような罪悪感に似た感情が子供心をつよく刺激した。

だいたい、デビューアルバムがライブ盤というのもわけが判らなかった。ライブ盤というのはすでに知ってる曲をベスト盤的に再販するための方法だった。「よーこそ」というメンバー紹介の曲で始まるのだけれど、そして演奏がカッコいいのだけれど、そもそもバンドの情報がなさ過ぎる。クレジットされているメンバー名が忌野清四郎やらGONTA2号やら、さっぱりわからない。インターネットがない時代、かれらがどんな人たちなのかがわかるまでずいぶん時間がかかった。

さらに遡って中学生時代、洋楽ばかり聴いていた僕にとって、日本の楽曲でいちばんインパクトがあった「シングル曲」は、なんといっても「勝手にシンドバッド」だった。日本レコード大賞受賞系の「勝手にしやがれ」と「渚のシンドバッド」をパクっただけの中身のない曲だとおもったが(この曲名と曲の内容がどう関係するのか知っている人がいたら教えて欲しい)、いまではその三曲の中でいちばん現役である。

大学生になると、つまり20前後のとき、RCのライブもずいぶんといったし、学生生活も後半になると憂歌団の援護会会長をしていたことがあるので、ライブの打ち上げでいろいろなアーティストと酒の席を交えた。ある打ち上げで居酒屋のとなりにすわっていたのがBlueHeartsというバンドのヒロトというボーカルというのでサインをもらったら、ただ「ヒロト」とカタカナで書いてあるだけで「まんまじゃん」とおもったり。RCのマネージャーさん(名前は忘れた)にのみに連れて行ってもらったこともたくさんある。

そんなこんなで、今日は来るまで高速を意味もなく走りながら、このRHAPSODYを大ボリュームでかけたのである。こういう、荒削りなそれでいてハートをうつ(死語!)歌詞ってのは、ビンボーで夢があるうちしかつくれないもんだ。ローレックスとゴールドカードをもった生活をしてると、いつしか忘れてしまう青臭いエネルギー。

ことしはライブ活動を再開しようと企んでいたのだけと、こんなすごいパワーと再開しちゃうとすこし気がひけるな・・・・。