YOOT.COM

斎藤由多加のブログだよ

奇行

今日の未明にホープ軒のラーメンを食いにいった。
にんにくを思い切りいれて食し、朝6時近くに帰宅すると、妻が起きていた。
「にんにく臭くてごめんよ」というと、
「どうしたの?またにんにくのチューブをそのまま食べたの?」という。
「そんなアホな」と思ったが、僕はそこまで奇行をする男だと妻にまで思われているということのようだ。

実は、テレビ(あるある大辞典)で、「脳梗塞の予防ににんにくがいい」、というのを見た翌日、コンビニでにんにくのチューブをかって一本まるまる飲んだことがある。その話を僕から聞いた会社の女の子らが気味悪がって社内の噂になった。

たしかに、この話だけを切り出すと、奇行の人物ということになる。
だが、僕には僕の事情があった。
この時期、同世代の知人を二人も脳梗塞で失くし、酒と煙草と過労の日々を送る自分にも他人事ではない、と焦っていたのである。事実、なぞのめまいを頻発していた。

だから、てっとりばやく、とチューブに入ったにんにくを食したのである。普通でない行動でなことは百も承知だ。そもそも治療とはそういうものだ。味などもちろん最低だから、炭酸のジュースとともに胃の中に流し込んだが、胃がかなり荒れたのはいうまでもない。

今日の家内の脳裏にはこの事件がよぎったのだろうか。
たしかに、ホープ軒では、れんげ二杯分ほどのにんにくをスープにいれたので、最後は味もへったくれもなかった。そのときの僕の脳裏には、たしかに、あるある大辞典の時と同じ気持ちがよぎっていたが・・。

健康に気を使おうとすると、いやそれが美顔であれ、美肌であれ、あるいはアロマテラピーであれ、こだわりというのは一般人には奇行に映るものだ。

女性の美容フェイシャルパックなぞ、あれ以上の奇行はない。あんな顔と遭遇したら、いかなる理由がそこに存在したとしても、相当びっくりするにちがいない。

健康になるには、美しくなるには、いや、他人より高い次元に行こうとする行為はすべて、苦行のような側面をもっている。

そう、いつの世でも修行というのは奇行に見えるものだ。スレンダートーンをはじめ通販の健康グッズはすべて奇行である。そう見せないように出演者たちは無理に明るく振舞っているが・・。そう解釈すれば僕の「奇行に見える実は正しい行」はすべて説明がつく。それをいちいち一般人などにわかってもらう必要などないのである。いや、わかられないほうがいいのである。・・。

L1020996

△正月二日の早朝に営業をしているホープ軒の自販機には、スペアの蛍光灯がなぜか陳列されている。これもかなりの奇行である。