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斎藤由多加のブログだよ

迷信の根拠

根拠のない昔からのいわれを「迷信」という。
でも、僕は迷信にはそれなりの根拠があったんじゃないか、とおもうことがある。

たとえば昔の人は、写真にとられると魂を抜かれる、とか、早死にする、と思っていたという迷信。それを嫌って写真にうつらなかったひとも多いときく。

そんなの何の根拠もない迷信だ、と決めつけるのは現代人の早とちりではないかとカメラをさわっててつくづくと思う。

当時のカメラってのはさ、露光時間がやけに長かったから、ずっと静止していなければならなかった。その結果として、街の雑踏をとっても映っているのは建物ばかり・・となる。

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できあがった街の写真は不思議にも「人間が一人も写っていないぞ!?」となるわけで、理屈がわからなければ、誰でもそう信じてしまうのではとも思える。

理屈が解明されたおかげで僕らが当たり前におもっていること、それが、時々、なにかを見えなくさせてしまっていることがある。