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斎藤由多加のブログだよ

集中力のあと

集中力。
以前はそれを誇っていた時期があったあったれれど、いまはもうとうに失ったものだと思っていた。

でも、自分にもそれがまだ充分に残っているんだ、という実感をひしひしと感じる日が来ている。

僕の人生は、最後はいつも運の強さで救われてきたようなものだった。

今まで、最後のぎりぎりのところで「奇跡」のようなことが起きてくれた。やばい困難もそれでなんとなかなっきた。その奇跡が起きるときには共通点があって、それはものすごく集中している時だったと思う。客観的にはわからないけど、ものすごいスピードで何かに邁進しているときだったような気がする。

ここ数日、睡眠不足で亡骸のように朦朧としてオフィスを行き来している。そういうときは、人間隙だらけなものだ。立ち寄った定食屋やタクシーやその他の場所で、もっていたものをおいてきてしまう。ふと気が付くと大切なものがないのだが、朦朧としているおかげで、いつどこにいったのかも覚えていない。そんなこんなで最後のバックアップのめがねをなくし、ネタを書き綴った手帳をなくし、イタリアでかったフェラーリの側のサブバックをなくし、と、なんでもかんでもなくしまくっている。

モノをなくすときというのは気分が悪い者だ。自分に腹が立つ。
でも、今日は、すこし身軽になったような気がしてきた。
「いよいよ、もう、頼れる者は自分だけだよ」と神様がいってるような気がするのである。それが妙に気持ちいい。