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斎藤由多加のブログだよ

銀行という会社

"銀行からお金を借りるとき、最初にしなきゃならないこと。それは、金があることを見せ付けることだ"・・・シーマン語録より

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新しく会社をつくることになった。
某G社との合弁会社である。
この新社は設立三ヶ月後にタイトルを発売するので開発費とは別に、製造費とこのテレビCM宣伝費としておよそ2億円が必要となる。資本金は小さいから、この新会社としては2億円が「短期借り入れ」として調達する額になる。個人からすれば大金だが、ゲーム会社としては"たいした金額"とはいわれない額である。

ちなみにこの新会社、すでに社名は決定し、開発スタッフ、マーケティングスタッフのリクルーティングも開始された。そうそうたる人を集めようということで、スターティングメンバーが優秀な人を求めて縁故関係にコンタクトをとりはじめたと報告あり。

で、問題は、この2億円の調達である。これは初代社長をひきうけた僕の仕事となる。

まずは直球からと、取引先の銀行支店長に電話してみたところ、担当の方から絵に描いたような予想通りの回答。

「つくったばかりの会社さんでは与信がないのでなかなかきびしいかと・・・」と。
「可能性があるとしたらビバリウムさんの決算書をまずはみせていだいて・」とも。

そんなこと、百も承知でかけとるんじゃい!!
久々に電話したっちゅうことは、いままでにない「おもしろいスキームないっすか?」という意味なんだからさ。

僕は、銀行から借りるのが嫌いだ。
足りないときは家を担保にしたり、売れるモンを売っ払ったり、なるだけ嫌なことをいわれない方法で資金調達してきた。
金がまだあるときは、運用益で増やそうと株のネットトレーディングも覚えた。
なるだけ銀行の世話にならないようにやってきた。

金を借りるというのは企業経営の不可避かつ健全な行為である。
だけどそれを避けて通ってきたからビバリウムはスモールカンパニーのままである。

でも今度の会社は前途洋々の合弁会社なのでさ、社長の与信とか個人資産を使うんじゃなくて第三者から調達するのがいいだろうとおもって電話してみただけのことさ。

埒が明かないので、当初の予定どおり、他行のプライベートバンカーのM氏に電話をした。

すると「それおもしろいですね・・、さっそくやり方をちょっと調べてみますね」と。

この人のことだから、ファンドやら、著作権担保やら、今風な手法をどーんと持って来てくれるに違いない。クリエイティブな気持ちで会うことが出来る。だから会うのがとても楽しい。

中小企業の経営者と銀行の関係なんてさ、所詮ヘビとマングースみたいなものなのだから、工夫とか遊び感覚がないとね。とんとん、とはいかないものですよ。

ネタの少ない銀行の皆さん。
いまはアイデアの時代ですよ。
企画を立てましょう。

あー

すっきりしました。

追記**********

調達、目処が立ちましたぜ