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斎藤由多加のブログだよ

ロシアより愛をこめて

20060605掲載

今月中旬から、ロシアに調査にいく予定である。
ほんとは、もっと早くから行きたい行きたいとずっとおもっていたのだが、背中を押される機会がなかった。
開発真っ只中の時期に海外にいくなんて、とおもうのであるが、パスポートを紛失したせいもあって、半径1kmの生活がずいぶんと続いている。凝り固まった頭脳のリフレッシュにはちょうどいいと勇断した。

今回の趣旨はソビエト宇宙計画の痕跡を見るというものだが、通常部外者が入れない場所に入れてくれるという事である。しかもカメラが許されたとの連絡。まだまだ自信がないので、フィルムライカではなくデジタルをもってゆくつもりである。

さて、サービスはおろか到着することすら期待してはらない"エアロフロート"でモスクワまでとび、バスで移動してアメリカの友人たちと現地合流する予定なのであるが、彼らも含めてそもそも誰もモスクワを訪れたものがいない。果たして本当に合流できるのか、一人で旅する身としてはかなり心配である。

98年にエジプトに飛んだ時も同じような気持ちだったけど、今回よりはかなり安心していたようにおもう。なにせもう一人同行カメラマンがいたし、そもそもエジプトは観光地だからね・・。カイロの入国審査官がリベートを要求したときはすこし怖かったけど、無事戻ってきてしまえばどうということのないことだ。だけど社会主義国となるとなぁ・・。

実はメンバーの一人がイギリス人だったのだが、英国籍ではビザが下りないそうだ。彼女はついに断念したとの連絡。アメリカ人の友人はというと、こちらも同じ時期にビザを申し込んだ彼の奥様よりもずいぶんと時間がかかったとのこと。、『アメリカの頭脳』的な存在になってしまった人なので、米国政府のチェックが厳しかった」ってほんとかよ!?

彼の娘のキャシディーがボーイフレンドとともに日本に遊びに来ているので、今日家族ととんかつを食べつつ情報収集した。
彼女の父親であるその友人というのは、まさに『天才』、ともいうべき人で、したがって変人である。旧ソビエトの宇宙船の部品をオークションでずいぶんと買い集めているとは以前から聞いていたが、その娘である19歳のキャシディーは家に置かれたガラクタを見て「こんな機械式で本当に宇宙を飛んだこと自体が不思議」と笑う。

エアロフロート社の飛行機に乗ることから、旧ソビエトの航空史体験は始まるのだといわんばかりに・・・。