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斎藤由多加のブログだよ

オサムちゃん(金剛地武志-前半)

朝、はなまるマーケットを見ていたら、最近「エアギター」などという安っぽい芸で売り出している一過性タレントが出ていた。

この男の顔かたち、しぐさまでが、僕の弟分のオサムにそっくりなのである。
オサムはこんな二流芸人とは違い、才能溢れるミュージシャンである。実に心に染み入る詩と曲を書く、隠れた天才だ。二人デュオでエドサリバンショーに出ることを誓った中だ。いかんせん筆が遅いことが災いして、テレビのバイトで食いつないでいるはずだ。僕は僕で今の仕事に甘んじているが・・・。

「おい、オサム、お前にそっくりな金剛地とかいう二流タレントが最近でているから、気をつけろ!」
テレビを見終わってすぐにオサムに電話した。

「・・・・・・・」

「オサム、聞こえるか?オレだよ、オサム?」

「あのねアニキ、おれのことオサムって呼ぶの兄貴だけっすよ。」

「おお、聞こえてんなら返事しろよ! じゃなんて呼べばいいんだ?」

「俺の本名はコンゴウチ・タケシっていうんす」

「・・・聞きなれない名だな・・。となるとあのエアギター男とはどういう関係だ? まさか兄弟か?」

「だ・か・ら、あれ、おれっすってば!」

「なに? まさかおまえ、ギター捨てたのか!?」

「捨てたとかそういうんじゃなくてエアギターっていうんでし。あのね、そんなわけのわからないこというの、アニキだけっすよ。オレ最近売れっ子なんで有名タレントとの打ち合わせで忙しんす・・・・きりますね・・・(プープー)」

「!?%$&#"#$#・・・」(アッチョンブリケ)

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オサム、おまえ、名前も魂も売っちまったのか?
ギターもイシバシに売り渡しちまったのか?
童貞まで金持ちのババアに売り渡してないだろうな!?
一緒にニューヨークに行く夢、忘れちゃいないぜ!!

つづく