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斎藤由多加のブログだよ

省略へのいちゃもん

和食屋のトイレの看板である。

P1000046

「お互いに清潔にしましょう」という言葉がひっかかって写真にとった。

僕が日々清潔にしているか?、なんてことは、トイレでとやかくいわれることではない。清潔にすることは個人的なことだ。
ましてや見も知らぬ人と「互いにする」などというものでもない。

小学校の標語ならいざしらず、大人がこんなところで唐突にこういわれても、という違和感がこの看板にはある。

これはもしかしたら

1.お互い"のために便器を"清潔にしましょう

かもしれない。
いや

2.お互いに、清潔に"排便行為を"しましょう

を略した「しましょう」かもしれない。

いずれにしても、文として「備え付の紙」の次につながらない。雰囲気はなんとなく伝わるが肝心なところが省略されている。主語も目的語もかみあわないから、「誰が何を誰のために清潔にするのか」がちぐはぐとなってしまった。おしいがこのままでは制作された看板がもったいない。

これが仕様書などの記述だと、いざコーディングという段になって、プログラマーの解釈に依存することになる。結果バグとなる。だから、会議などでは、若い企画者がしがちなこの「省略」を厳しく指摘するようになってしまった。

そういう文が最近多い。
というか、そういうことがやけに気になる昨今の僕である。

歳である。