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斎藤由多加のブログだよ

秀爺さん

大滝秀治さんと今日久々にお会いした。

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スタジオで録音するのが目的であったが、以前「大玉」の録音のときは、三回とも迎えのタクシー手配のトラブルに見舞われた。なので、今回は僕が社用車を自分で運転してご自宅まで迎えにあがった。

僕は万年筆が大好きである。大滝氏も大の万年筆マニアである。
なものだから大滝氏には、ぼくがずっと使っているウォーターマンと同じモデルを差し上げたことがある。そのあと、大滝氏が読売新聞の演劇賞を取られた時にお祝いに差し上げたのが、京都の古竹でつくられた一品モノのセーラー製手作り万年筆。どちらもえらく気に入っておられるようで車中の話にも花が咲いた。

私のライカM8を見て、「ライカはデジタルになったの?」と、こちらもえらく驚いておられた。大滝さんはM3を持っておられたそうだが、若いときに金に困ってうってしまったそうだ。秀爺さんとは世代がずいぶんと違うのに話が合うので実に楽しい。ー

録音がおわって、ご自宅にお送りする道すがら、青山の万年筆専門店に立ち寄った。モンブランの限定モデル「ヘミングウェイ」を見るためである。いまではプレミアがついて中古でも33万もするのを見てびっくりとしておられた。かつて新品を有していたが知人の女優さんに上げてしまったそうだ。

帰りの車中では、渋滞に引っかかってしまい、長い道中になった。その間、僕が松竹の「八つ墓村」が好きで好きで、とくに弁護士役の大滝氏が好きだという話。25年以上たってから岡山までロケ地を見に行ってしまった話、「あげまん」で頭取役の大滝さんがスキャンダル写真をみせられたときの演技がいまだに脳裏に焼きついているという話、大玉の台本は自分が「影武者」の大滝秀治になりきって書いた、という話・・・。たくさん話をさせていただいた。(いろいろな裏話も聞いたけど、ここでは書かないことにする。)

結局、今日は一日、大滝さんとずっとご一緒した。子供にもどったような一日だった。こんど浅草に飲みにつれていってもらおうっと。