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斎藤由多加のブログだよ

まわり寿司の外人さん

ニューヨークのホテルでチップを手渡しできないボーイフレンドをダサいと嘆く一方で、
回転寿司でお皿とビール瓶をレジに持ち込んだ外国人には「かわいい」とはしゃぐ女の子がいたとしたら、
それって屈折したコンプレックスだと思う。

いまはもう潰れてしまった六本木の「びっくり寿司」で、ビール瓶と皿をレジに運んでいる外国人の方の姿を見て、僕はカメラをおもむろに取り出し、「写真を撮っていいですか?」、と聞いた。すると彼らは「どうして?」と聞くので、
「ここは会計は席ですればいいんです」といったところ、すべてを瞬時に理解し大笑いしていた。
そしてその間抜けさを隠そうともせずに照れくさそうにこの写真を撮らせてくれた。
「どうしたものか」と光景をただ見守っていた店内の雰囲気がぱっと明るくなった。
おじさんの顔がにやけ気味なのも、店員が戸惑い気味なのも、ご愛嬌だ。

いいじゃないですか、外国でかっこ悪い姿をさらすのも。
堂々と恥をかけばいいんです。
「真の国際性とは母国語ではっきり話せることだ」と知人のカメラマンが言ってたものだ・・・。

この写真は結構気に入っていて、「ハンバーガーを待つ分間」の中扉でも使ったものだ。

掲載 060521(日)