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斎藤由多加のブログだよ

青春を返せ(笑)

ただの日記

文化の日あたりの11月初週の週末が、僕のいた大学では学園祭シーズンだった。

だから、この時期にはいつも8ミリ映画の追い込みの頃を思い出す。僕らは、この時期にいつもロケの路上で過ごしていた。
10月というのは、最初はとても優しい顔をしていながら、はしごをはずすようにいきなり寒くなる月だ。夏の真っ盛りのまま頭が止まっているぼんくら学生の僕らは、季節はずれのサーファー崩れみたいな格好のまま、よく夕方プルプル震えていたものだ。

東京の10月の夕刻ってのは夏を追い出すこの独特の匂いがしていて、今でもコンビニやビデオ屋から夕方の路上にでると、一瞬それに気付く。そしてすぐに消えてしまう匂い。なんだかとても切なくて、物悲しい匂いである。

昨日からひどい風邪を引いて、僕もようやく秋服の準備をはじめようと思った。要するに僕は鈍い。学生時代から何も変わっていない。

このまま順当に地球の公転が進むならば、あと2週間くらいすると、街はクリスマス一色になって、なぜかますます寂しい季節になる。
そう、クリスマスってのは、もの悲しい季節なのである、僕にとっては・・。

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青春って言葉がある、死語に近いけれど・・。
学生時代の僕は、テレビの影響で、この「青春」って時期がいつか来るとおもっていた。きれいなガールフレンドと素敵な仲間たちに囲まれて、何かに熱中する日々。

男子校の時代にはそれがなさげだから大学にはいったらと期待していたけれど、そこにもなにもなかった。そうしているうちに就職し、結婚し、独立し、いつしかおじさんとよばれる年齢になった。どこかでこの「青春」とやらとすれ違っていることに気付く。

もし青春が人にかならず一度は訪れるのであれば、僕はそれに気付かないまますれ違ったことになる。だとしたら、どこですれ違ったのだろう? いつ??

そもそも青春ってのはどんな形をしていて、どんな人に訪れるのだろう?熱のある身体と風邪特有の喉の奥の痛みを朦朧と感じながら、平凡で男くさい人生がフラッシュバックしている。

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「一番楽しかったのはいつですか?」
そう聞かれたら、なんと答えるだろう?

おそらく8ミリ映画をとってた大学生の頃かな。学園祭がおわってやる気がすっかりなくなった季節に、万年コタツがある知人の下宿で酒を飲んでたころかなぁ?

コタツがある家はいいなぁ。コタツって、心まで暖かくしてくれる気がする。西武線沿線のF君のアパートが懐かしいなぁ。あの頃は、楽しかったものなぁ・・。

でも、あれが青春だとしたら、僕の人生は、それはそれはとても慎ましいものだったことになる。だって男三人で安酒を飲んでただけだったからね。

青春って、これから訪れるものなのかな?
誰か教えてください!!青春の正体を!!