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斎藤由多加のブログだよ

要するにバグとの格闘

要するに、いまシーマン2の開発チームは、バグとの格闘をしているわけです。

デバグというのは丹念にバグをつぶす作業であり、いわばシステム側の話であって、企画側の案件ではない。

だから、デバグの時期になると、ただ僕は力なく気をやきもきさせるだけなのだが、これが胃に悪い。自分の運命を人に委ねた患者のようなものだ。

相手が人間であれば、着地点というものがたならず見つかる。だが、プログラムというのは、つまり機械が相手の場合は、いっさい融通がきかない。だから甘えるたり説得したり、人為的な作戦がいっさいとれない。

そもそもバグというのは、人為的なミスである。しかし、これは綺麗ごとであって、実際は迷路の宮殿の中で、落としたコンタクトレンズを探し回るような作業である。

人為的ミスであるということは、なんらかの共通点があるはずだよ」などと先輩面をして若手に講釈する僕がいた。担当者のクセが原因だったり、あるいは時期的なものだったり、仕様の勘違いミスであったり、何かしらの共通点があれば、突き止める手かがりになる。

などといいながら、僕は何もなす術がない。納期が迫っている中で、バグとの格闘をしてくれていいるメンバー諸君には、とくに4階チームの諸君には敬意を表したい。

僕はというと胃潰瘍がかなり悪化してて、資金繰りとか、工場入れだとか、プロモーション計画だとか、とにかく追い詰められているのであって、もう二度とゲーム開発などするものか、と思ったりしている。

しかし、デバグの時期になるとひとつ思うことがある。
人の力というのは偉大だ、ということだ。

自分の力の小ささに嘆くとともに、メンバーたちの力の大きさに、いつも脱帽する。
今回も、その力を信じていたい。

でないと、胃の穴からすべてが流れ出てしまいそうだ・・なんて正味な話を書けるのは、そして人に話せるのは、自分のBLOGくらいのもんだ・・。それくらい、この時期は、消耗する。