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斎藤由多加のブログだよ

パソコンにもう飽きたとお嘆きの貴兄へ

1984年以来、マウスとキーボードとアイコン、というパソコンの原型がなにもかわっていないと退屈しておりました。

ま、ネット環境はずいぶんと進化したけれど、ね、
ガバイト、メガヘルツの進化といえなくもない。

店頭を賑わしているパソコンの主な用途はここのところiPodといい、IEといい、MediaPlayerといい、ユーザーが受身のものがほとんどになった。「つくる」ことより「見る」のが目的。
技術というのは成熟すると、人を受身にさせるようだ・・・・・。

と思っていたけど、タブレットPCっていう未完成な、そしてかなりおもしろい環境が人知れず存在していた、以前にも書いたけど・・・。メーカーの皆さん、自信をもってこのタブレットなるものをもっともっと本気で進めていただきたいです。

手書きで、テーブルの上で、フリーフォーマットで、絵も字もまとめて、と、似て非なるインターフェイスはすごくおもしろい。未完成な部分も多々あることがなおいい。

でいま企画の仕事はこれでさせてもらっています。おなじようなパソコンの高性能モデルに切り替えるしかないのかな、なんて幻滅している皆さん、もっと興味をもっていいかもしれません。

しかし、これまで培われていたマウスとはぜんせん使い勝手がちがいますから、売れてないんでしょう。でもね、最近のタブレット、すごく可能性を感じます。
どうか、メーカーの皆さん、自信をなくしちゃだめですよ。
キーボードなしのタブレット、不満をいう人も多いかもしれないけれど、そんなのは古い考えの人です。ソフトをつくっている皆さん、ちがうハードだとおもって"ペンなソフト"をどんどんつくっちゃってください。

↓これ、Alan Kay氏が20年以上前に構想していた「Dynabook」のイメージ図です。
新幹線のグリーン車でノートパソコンをかたかたやっているビジネスマンの姿より断然未来的です。


アラン・ケイ(アスキー出版局」)」より抜粋
・・・・この本、すごくいい本です。学術論文集ですけどね。
すこしだけ
僕も関わらせていただきました。残念ながらいまは絶版ですけどね。