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斎藤由多加のブログだよ

ヨーロッパ版が届いた!!

会社にヨーロッパ版の製品版が届いた。

パッケージは日本のものとぜんせん異なるが、マニュアルは観音開き仕様までもが日本語版を尊重してくれているのでTクンもSクンもうれしいに違いない。

右の水墨画は、唐の時代の蓬莱山伝説を描いたもの。龍が握っているのが「大玉」といわれる。左は、合戦で景虎が鳴らす陣太鼓を描いたものといわれる。

観音扉を開くと、本丸までの道のりが描かれている。山口晃さんに描いていただいたものだ。

これらヨーロッパ版は横書きですが、実は日本語版に封入される大玉のマニュアルは「縦書き」である。
任天堂始まって以来初の仕様だそうだ。
これは、「初モノ」を狙いたくてやったなどという不純な動機で作られたわけではない。世界観も原稿も最初から縦書きを前提に書いたので自然な成り行きだった。

観音開きの案は製造コストを理由に一度は却下されたが、そのままデザインをTクン(別のコーナーに登場いただいてます)に進めてもらい、ラフができたところで再度任天さんに見てもらった。案の定「おもしろいですね、これ」と担当のKクンから柔軟な意見が帰ってきたので実現することができた。もちろんこんな仕様も「初モノ」である。「いいものはいい」といってもらえる信頼関係がすでにできあがりつつあったのだろうね。そのおかげでこのプロジェクトはずいぶんと助けられたと思う。

といったように大玉プロジェクトは、いろいろな「初」がある。
でも、くれぐれも誤解がないように。ただ奇をてらってやっきたわけではない。そんなものがすいすいと通るほど任天堂は甘くはない。ここら辺は、僕の場合誤解されやすいところです。任天さんに限らず社会というのは、味方をつくらないと物事は決して進まないものだ。そのためには
明確な理由説明と、
それに対する情熱と、
そして共有された目標、

この三つがないと味方というものはできないし、つまり企画は進んでいかない。だから大玉プロジェクトの「初」はスタッフ合意の上での「初」である。だから意味が大きい。そしてうれしい。

「大玉」というのは、実のところ「バカゲー」である(笑)。企画段階から全関係者にとってそれは明らかであった。大玉という作品の完成度は笑いの量で測ってきた。
ゲーテという雑誌にすでに公開されているのでカミングアウトしてしまうが、ラスト近くに任天堂の本社ビルを舞台にする隠しマップがある。そこから飛び出してくる仕事着姿の社員を大玉で拿捕し戦場に駆出すマップである。画面内に任天堂本社がでてくるゲームも初であろう。よくもこんなとんでもない作品にーOK出してくれたな、と思うと感慨深い。
ばかばかしいゲームを、しかもくそまじめに演出しよう、というセンスに任天堂さんの若手の社員が一緒になって共鳴してくれたことに対して、とても感謝している。

そんな思いが象徴されているのが、このマニュアルの観音開きである。だからなんだかとてもうれしいのである。


ティザーCM

今日から、大玉のCMがはじまった。
ティザーとよばれる第一弾は、テーマ曲のCold and Boldと、シルエット(僕はシルエットがすきなんだ)だけのものだ。

どの局の何時にオンエアされるのかわからないけど、

http://www.odama.jp/download/index.html

で見れます。

おたのしみに。