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斎藤由多加のブログだよ

本を書いています

いま、仕事の合間に、本を書いている。
それがこの上なく楽しい。

仕事の納期、予算、トラブル、会議・・・。
納期が近いが故に胃潰瘍が痛くて体をねじって仕事をしている毎日なのであるが、
文字を書いている時は、大きな空の中を飛び回っているような自由な感覚がある。

その一つは、いよいよ「ゲームクリエーター講座」を大きく加筆修正したもので、これまで目論んできた不毛なトライアルの中から、これはという成功・失敗事例をピックアップしている。商品開発の人とか、企画の人とか、いわゆるゲーム業界でない人に読んでもらいたいなと思っている。

文字で考えをまとめるためには論理的でなければならない。だから自分がモヤモヤと感じてきた経験値を、理路整然とさせる必要がある。かいていて「あ、そういうことだったのか」と発見することすらある。

そういうときこそ、自分のこれまでの試行錯誤にかかっていた靄がサーと晴れ渡り、本質めいた者が見えてくる瞬間である。

温故知新という言葉がある。
過去をしらべて未来の糧にする、という意味である。
その題材として一番実り多き対象は・・・・・自分自身にほかならない。

自分自身の過去を振り返りながら自分の未来の糧になる本でなければ、人が読んで意味があるわけがない。

成功した人が自慢話ばかりのノウハウ本ほどつまらないものはない。
どこかで聞いたことのあるような本をわざわざ出版するほど無駄な行為はない。
僕はうるさい人間であるが、なにはともあれ、自分が読んで、「そうだったのか」と思える本を、完成させたいと思うのである。
そうすれば、他の人も、すこしは楽しんでもらえるような気がするのである。