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斎藤由多加のブログだよ

因果関係

風邪で熱がある日は、携帯電話をとるのがつらい。
二日酔いの日と、風邪の日は、いつもこうである。新世代携帯を耳元に近づけると片側だけに頭痛がするのである。
電話機を近づけたり離したりすると、明確に再現が繰り返すので、頭痛が電波のせいであることは確信している。ラジオの近くに置いた携帯が電波を受信すると、ものすごいノイズを発する様を見ていて、さらに確信は深まったりする。

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3年前、父が脳腫瘍になった。
親族である僕は手術を担当した順天堂の医師に説明を受けた。
その中で「脳腫瘍は十年で数倍に増えた」と医師は語った。

なにがどう数倍か、はよく覚えていない。僕は即座に「携帯電話のせいですか?」と問うたが、医師は明言を避けた。

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携帯電話はペースメーカーや計器機に影響をおよぼすという理由で病院や飛行機内ではきびしく使用が禁止されているくらいだから、人体への影響が皆無だとは周囲の誰も思っていない。

だが入り組んだ複雑系の中で、直接的な因果を証明することは難しい。喫煙と人体への悪影響の関係がパッケージに印刷されるにいたるまでには、数十年という年月がかかった。ほとんどの人がわかっていたことにもかかわらず・・・。

携帯電話は便利だから、「人体への影響があります」、と書かれたところで、使う人は使い続けるだろう、ちょうど僕と喫煙の関係がそうであるように自己リスクで使う人はすくなくないはずだ。

だが、もし影響があるならば、業界は早めにそう書いた方がいいと思う。でないと、僕のようではない人にとっては、いろいろと手遅れになる件が多くなるような気がする。