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斎藤由多加のブログだよ

大気から肺に侵入してくる異物たち

都内残留組のせめてもの慰みと思って、自宅マンションのベランダに、空気で膨らませプールを作ったのであります。
見慣れた都会の景色を見下ろしながら水につかるのもまたよし。

さて、この都会のベランダプール。ほんの数日だけでも放置すると、藻(も)が繁殖してヌルヌルになる。水はというと、真緑色になる。

では、この藻の胞子(ほうし)とか種子(しゅし)にあたるものはどこから来たのか、となると、普通にそこいらの空気中を泳いでいるとしか考えられないわけ。ですから、おなじくベランダの鉢植えを侵蝕している膨大な雑草の種子なども加えると、ここらの空気は「胞子やら種だらけ」ということがうっすらと判明してくるわけです。

そこに、地上波テレビや地デジ、AM、FM、携帯、無線LAN、トラックや警察無線、そして電力会社の電磁波など、ざっと数百の電波が錯綜しているわけです。つまり、僕らが「なにもない」と思いこんでいるこの空気空間、いわゆる「スペース」はかなりいろいろな不純物で混み合っているわけです。その洗礼を、日々、僕らの肺と肉体は受けている。

都会人は鼻毛が濃い、というニュースを見たことがありますが、かくいう僕も鼻毛の育成が早く、カッターで手入れしているわけです。なので、電磁波類はいたしかたないとして、鼻毛でブロックされるぺきものも素通りで肺に直通していることになる。

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僕はサラリーマン時代に、一生分の地下鉄をすでに乗ったと思っていて、だからもういまは地下鉄に乗らないと決めているのですが、地下鉄をそれほど忌み嫌っている三つの理由のうちのひとつが「おなら汚染」です。
通勤電車や満員電車に乗っていて、ほんのりと漂ってくる「おなら」のにほい。
学生時代は、「くさい」という話しで済ませていたのですが、社会人になって読んだ本で、それら毒素が肺を経由して血液の中に取り込まれるということを読んだ。つまりですね、地下鉄の中でおならを嗅がされるということは、どこの誰だか知らないおっさんの腸内で発酵した毒素を自分の血液の中に注入されているという事なのです。こういわれるととてつもない嫌悪感と吐き気が自分を襲ってくるわけで、それ以来、これは本当の話しなんですが、「おなら」のにほいが漂ってくるだけで僕は吐き気を催すようになってしまったのでありんす。
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しかし、「おなら」はにおいがあるだけ正直というか、判りやすい。無味無臭な、「いままで存在しなかったはずのもの」の存在が、これからたくさん発覚してくるんでしょうね。たとえば花粉症などとは無縁な僕にとって、大気中を漂っているスギ花粉の存在なぞ、考えた事もなかった。そもそも花粉症って、僕からするとごく最近登場した現象でして、「なんだそりゃ?」って感じなんですよ。そいつらが何も知らないうちに僕の肺の中に侵入してるのかと思うと、けっこうな恐怖でして、そこに、冒頭の「藻」や「雑草」の類いも入ってきているとなると、空気ってのはもう「なんでもあり状態なんだな」と思わざるを得ないほど汚いものになってきている感覚。
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かつては、水道水を普通に飲んでいた時代もありましたが、いまでは飲料水をふつうに買ってくる時代になりました。それと同じで、空気もいつしか「優良で有料」なものを選ぶ時代がくるということなのでしょうか。電磁波防御の家に済むのが普通になるのでしょうか。
ふつうの空気が、なかなか手ごわい時代です。