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斎藤由多加のブログだよ

ブルース・リーという人

ブルース・リーの映画がどうしてあそこまで流行ったのだろう?

ひとつ、思い当たることは、「当時の小学生にでもわかる内容」なこと。

彼の映画には、印象的な登場人物はあまりてこない。全編彼一人でひっぱってるわけで、にもか変わらず一時間数十分観客を飽きさせない。それほど持ちネタが多いとは思えない役者だが、あの独特の動きと、そして七変化の顔!!!

飽きさせないというのは、それだけですごいことだ。一人の肉体だけ人をそこまで惹きつけ続けることができる役者は(AV女優を除いて)いないのではないだろうか?

ブルース・リーという人物には「偉大」という言葉がやけに似合う。彼の作品が名作なのか?というと、すこし首をかしげてしまうけど、なのに「偉大」なのだ。
「もえよドラゴン」の前の、香港制作の「ドラゴン怒りの鉄拳」、このときのブルース・リーの凄みは、ゴッドファーザーマーロン・ブランドを髣髴とさせる。

僕は勝新太郎が大好きで、映像に彼が映っているだけでうれしくなってしまう。ブルース・リーもそうだけど、彼らがオブジェとして存在する空間とか質感がすきなんだ。技術でも演出でもない、オブジェとしての存在感。

そういう引力がある俳優さんが少なくなってきたのは、技術革新のせいだろうか?それとも人類の顔が小さくなってきたせいなのだろうか?