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斎藤由多加のブログだよ

言われないと存在しないもの  ~ぎっくり腰番外編~

ただの日記

全日本的にぎっくり腰の季節である。

ご存知の方も多いだろうが、ぎっくり腰というのは寒さによる筋肉硬直と密接な関係がある。

かくいう僕も、先月はさんざんな思いをした。

数々の予定をキャンセルするのになんと説明すればいいか、それが難しいのがこのぎっくり腰である。「病気」でも「けが」でもなく、あえていうなら「状態」なのかもしれない。その証拠に、ぎっくり腰にはまっとうな治療法が、存在しない。

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その特徴は「命に別状はまったくない」こと。虫歯も風邪も切り傷も放置すれば致命傷となるが、ぎっくり腰はそうではないから、「いたい、いたい」と本人が大声で苦しむ姿を周囲はただ傍観するしかない。それがぎっくり腰に、ちょっとしたコミカルさを与えてしまっているといえなくもない。自分がなったときにはこの上ない苦痛なのだが、他人がなった姿をみると、不謹慎ながらつい笑ってしまうのである。

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最近、無呼吸症候群、が急増しているという。

これまで「突然死」として片付けられてきた睡眠中の死亡事故の多くは、この無呼吸症候群による心不全ではないかといわれている。

そう考えると、知人や親戚縁者の突然死の中にも「そういえば」と思い当たるものが少なくない。

無呼吸とは要するに睡眠中に舌が降りて気管を塞いでしまう状態のことで、いわゆる「いびき」の延長上にある。食生活の変化に伴うあごの退化で、欧米の子供に急増しているとニュース番組でみたことがある。無呼吸状態は続くと当然死に至るわけで、いびきはかなり危険なその徴候といえる。

もし死との関連性を指摘されなかったら「いびき」なんてもんはただ笑いを誘う身体的特徴ですまされていたにちかいない。でもこれから「いびき」は笑えない要注意チェック項目になってゆくのだろう。

もしかしたらぎっくり腰も将来、笑えない、とんでもないこととの関連性が指摘されないとも限らない。ものごとの見え方というのは言葉ひとつでがらりと変わってしまうものだ。

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ついでといっては失礼なんだけど、飲食店に勤務するA氏が、開店準備中におきた同僚のぎっくり腰事件の一部始終を写真でルポしてくれた。笑ってはいけないのだけど、ぎっくり腰というのがどれだけ大変なものか、あまりにわかりやすくしかも笑える写真ルポだったので、次回に許可を得て紹介することにしよう・・・。