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斎藤由多加のブログだよ

今日届いた通販グッズは「机の天板をスピーカーにする」装置

ネットでちょっと触手が動いて購入した商品をひとつ紹介します。
机の天板をスピーカーとして共鳴させる、というもの。

おそらく皆さんの机上のPCは、ネットマシン以外にも、プライベートDVDシアター兼iTunes再生装置になっているのではないでしょうか。しかも、その机の上はUSBハブやら、拡張外付けディスクなどで満杯状態。できればモニターを2台おきたいところでしょうから、付属のスピーカーなどを置くスペースもない・・・。

この装置は、一番スペースを喰う「スピーカー部」を机の天板で代用してしまうという試み。
生では音が聞こえないエレキギターを、天板に密着させてポロンと弾くと音が突然大きく聞こえるという現象はギタリストならば誰しも経験があると思いますが、この商品をみて「それか!?」と衝動買いしてしまった次第。
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前々から気になっていること(最近のファミ通のインタビューなどでも話したことですが)、それが金属弦の振動を磁場変化としてコイルで微弱電流に変換して増幅させるエレキギターのしくみ。ここにボディの「木」の品質がどうして関係するんだろう? という素朴な疑問がありました。アコースティックならわかるけど、「オールドギブソンの乾いた木の音がいい」といって数千万もするレスポールが取引される、その理由をヒックアップと論理的に関連づけて説明できるのか?という疑問。今の時代なら新素材でもっと純度が高いフィルター効果のものがあるはずなのに・・・とね。
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木というのは、個体差の激しい究極のアナログ素材です。木製の製品ってのは、そのぶんデジタル機器みたいには陳腐化して古くならないし、「削りだし無垢」というのがやけ男心をくすぐる。だから木の製品ってのはいまだに魅力的だし、大きくて古いものほど高いものです。
そのミステリー(?)になんとなく近づける気がして(爆)、の今回のスピーカー購入。机の天板、見ようによってはこの上ないデカさの木の板ですから、これを振動させたらおもしろそうだな、なんてね。
L1010859

で、今日届いたばかりのこの商品を使ってみてひとつ面白いのは、「音がどこから出ているかわからない」という不思議な効果。机の天板の材質によって音の品質がどこまで変化するのか、の実験はまだやっていないし、音質がすごくいい、というものではないけれど、すくなくとも一つ言える事は、この小さな装置から音が出ているという印象がまったくないのです。だから配置的にはモニターの後ろ側においておけばいい。部屋全体から音が「ボワー」と沸き出している感じがおもしろいのです。ボール型の本体を天板から持ち上げると一気に音が消えるのは、単体では「震度」はしていても「音」は出していないから。このボールが重いのは、その重量で天板に密着して振動を伝えるだけの装置というわけ。ぜんぜん熱のないところで解凍する電子レンジをはじめて見た時のような感覚。
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以前に、ジョブスが来日した時に購入していったと言われる、筒型のかわった一本スピーカーの制作現場を見に行ったことがあります。音って、まだまだ未開拓な分野で、たしかにスピーカーの基本形は、何十年も変化してない。それを抜本的に変えてしまえ、という試みが21世紀になってからあちこで起きている。骨伝導を応用した製品もそのひとつでしょうし。
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音がいいというわけではない。だからこの製品がどれだけの利用価値があるか、は人によって意見が異なると思いますが、すくなくともちょっとした実験道具としてみると、とてもおもしろいんだな。もうすこし強力なものが欲しかったの言うのが個人的な印象ですが、サービス価格9800円という値段をどうみるか?