YOOT.COM

斎藤由多加のブログだよ

「正義の正体」

ムネオハウス」という言葉は英語であって、いっさい英語を使わないロシア人には無縁の呼称であるし、彼らはそもそも姓で名づけるのが慣習だから、こんな命名など彼らの歴史上ありえない・・・・。

道を踏みはずし身柄を拘束された外務省官僚は、検察の提示する筋書きに反論した。

そうか、たしかにそうだ。じゃ、ムネオハウスなんてそもそも誰が命名したんだ!?

******************

このたび佐藤優氏の著書をはじめて読んだ。で、このエピソードが脳裏に残ったというわけだ。

ホリエモン事件では、テレビでコメンターが「検察が書いた筋書き」という言葉をよく使っていたが、僕たちは、どうせ裁判所が適切に判断するものだと思い込んでいる。いや、裁判所だけは聖域であってほしい、と願っている。よもや、検察に控訴される判決を出すと裁判官は出世から外れる・・・そんな不文律があるなんて知らないわけだから・・・。

この本にかかれていることがすべて事実かどうかはわからないけれど世の中の反応をみると、どうやら事実くさい。もし日本の正義というのが、司法の中核にいる少数の人間たちの目論見によって作られているとすれば、・・日本という国は、とてもこわい。ナチの秘密警察みたいに、こわい・・。

かつてエジプトにいったときに一番怖かった体験、それは取調室にて入国審査官自らが贈賄めいた取引をちらつかせてきたことだ。犯罪者よりも、病気よりも、官吏が機能していないことほど旅行者に怖いことはない。「頼るべき正義が不在」という恐怖は、日本では感じ得ない感覚だった。

だが昨今の多くの指摘にあるように、日本のファシズムが健在なのかもしれない、私たち平民には見えないだけで・・・・。

裁判員制度は、いずれこの構図に好影響となってくれるのだろうか?