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斎藤由多加のブログだよ

任天堂の株主総会にいってきました

ただの日記

任天堂株主総会で「異議あり!!」とひと暴れしようかなどと思いたち、本日6月26日、朝7時の新幹線に乗って、京都にいってきました。
株主総会でひと暴れするなら服装は? そうそう、そういう場面にぴったりの、前々回写真で紹介した「鬼瓦ゴンゾウニッカポッカのコスプレがあるじゃないか、と昨日は思っていたけど、早朝寝惚けていたのでうっかり普通の格好で家を出てしまった・・。
「よし、じゃ質問で場を盛り上げてやろう」などと思い立ち、新幹線の中で質問を考えたのだけれど、うっかり寝てしまい、目が覚めたら京都だった・・。
ぎりぎりの時間に会場に入ると、すでにたくさんの株主さんたちが来ていてほぼ満席。手渡された番号札は680番台だったので、それ以上の人が参加していたということでしょうか。僕はかなり後ろの席だったので、質問コーナーで挙手してもなかなか番がまわってこず、そのうち空腹に負けて途中退出してきてしまいました。(早朝に家を出ると昼時間の空腹は耐え難いのである)

会場は本社の大会議室には、「任天」という墨字が額に入れられ、取締役の皆さんの背面の壁に掲げられているのですが、この「天に任せとけ!」みたいなあやしい極太の筆文字が、株価がどうの、為替がどうの、という議題と妙にかみ合ってて、やけにおかしかったことが印象に残っております。

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会場の入り口でポケモンの缶入りおせんべいと、ポケモンのトランプと、そして普通のペットボトルのお茶が手渡されました。おそらく「喉が渇いたらこのお茶を、おなかがすいたらこのおせんべいを、退屈になったらこのトランプを、お楽しみください」という意味だろうと勝手に理解していたのですが、残念ながら会場でボリボリとせんべいをたべる人は誰もいませんでした。退屈でトランプ占いをする人もいませんでした。株主質問のコーナーはそれくらい面白かったのですこし具体的に書きます。

「為替のダメージは私が昨年ここではっきりと予言したはずだ」とか「「株価が低いのではやく株式分割したらどうか」とか、「いやむしろ株式分割はしないほうがいいことは松下の例が証明している」とか「株主総会でもポケモンのプレミアアイテムを配信してはどうか」とか、「Wiiボイスチャットの音質がSkypeとくらべてよくない」とか「85才でも楽しめるようにDSの画面を、一辺で二倍、面積で四倍にしてはどうか」とか、質問というよりもとにかく具体的(?)な提案がたくさん出る。しかも、シニア株主が多いせいか、話が一人一人、すごーーく長い。手っ取り早く決議に移りたい株主総会とはちがって「お一人質問は一つまででお願いします」といった縛りがないようで、質問と提案が複数入り交じっているわけ。せっかちな僕だったら「で、質問のポイントは何なのよ?」と聞きたくなるような質問(というか事業提案にちかい)のひとつひとつに、かなり丁寧に岩田社長が回答するこの株主総会の印象は、むしろ岩田さんの誠実な姿勢がひたすら滲み出ていたことかな。岩田さんって説明がうまい。ちなみに会場には高齢の株主さんが圧倒的に多いのは、総会というものが平日だからなのでしょうか? そういう方のために「ちなみにSkypeという言葉が出ましたが、これがどういうものかをご説明すると・・」と岩田さんが壇上からいちいち解説してくれるわけ。丁寧な解説つきのやりとりは、シニア向けの教養講座というか、「さんまのからくりテレビ」の老人ホームのクイズ、というか・・。岩田さんって、任天堂の社長を退任したらどこかアメリカの大学で、本当の意味での名誉教授になる人じゃないかな。教えることが上手そうだもん。

本音をいうと、一番見たかったのは、こういう質問をしている時の株主さんの顔だったんだけど、後頭部しか見えなかったのが残念でならない。

こんなにおもしろいイベント、来年は弁当持参で、最前列に一番乗りしようと思ったのであります。