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斎藤由多加のブログだよ

ライカM8

今日の内覧会で、初めてM8を手にすることができた。

手にしたライカのデジタルは、ずっしりと重かった。
シャッターは、自動チャージで連写も可能だが、「シャカッ!!」という写真をとった感触が特有の振動とともにしっかりと残る。電子音ではなくたしかな機械音。

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△バッテリーを忘れたので、携帯電話の内臓カメラでとりました

液晶はおもったよりも明るく見やすかった。ライカMシリーズで撮影した画像がすぐに液晶表示されるのは、とても不思議な感覚である。「ライカでとった画像をそのまま見ちゃっていいの?」とか、「ライカのMシリーズで連写できていいのか?」という、不思議な感覚だけが残る・・・。

RD-1は、デジタルにアナログ感覚をもたらすことに注力したマシンである。手動のシャッターチャージしかり、アナログメーターしかり、いい意味でのノスタルジーであり大人のおもちゃである。便利、というよりマニアック。

しかしM8は、むしろそれと180度異なり、アナログ感を残すのではなく、機械式のライカをストレートにハイテクに応用した感覚がある。どうぞ、仕事でも使ってください、といった感じ。つまり、デジタル便利機能がついたライカカメラ、という印象がする。「遊び心」なんてものはそこにはない。機械式カメラメーカーが実直にデジタル化してみました、という仕様感。

遊び心のRD-1と比べると「おまいら、俺たちを冷やかしてんじゃねえぞ」という声が聞こえてきそうでもある。

首から古いMをぶら下げたドイツの人らしきお客さんが、手馴れたしぐさでこのM8を触っていた。茶色のズボンと開襟シャツ(?)、ふるい腕時計に革のバンド、といういでたちのこの初老の方は、なぜだか一番店でこのM8が似合っていた。説明会に本社からわざわざ来たという、これまたドイツのライカ社員となにやら話す姿が、かなり粋だった。

とにかく不思議な体験だった。
こんなレアな場に呼んでくださったライカに感謝である。

買うことになるんだろうなぁ・・。でも高いなぁ。