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斎藤由多加のブログだよ

Leica M9が本当に発表になるみたいですね

今日発売のビートルズのリマスターCDもそうでしたけど、「時差の関係で日本が最初」ってのが世界同時発表ものの特徴です。

そのせいというわけではないでしょうが、本国での発表を待たずしてM9の情報がすでにネット上に流出しているようですね。僕としては素直に「やった!」という感じです。
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以前にこのブログでも書いたのですが、デジタルになると陳腐化が進むのでどんなものでも「使い捨て」の対象(失礼!)になるものです。Mシリーズでは早くもそれが起き始めたという事でしょう。
デジタルというのはアナログとちがって性能差の優劣がはっきりしているのが定める。古いアナログ機器の成れの果てを「アンティック」と呼ぶならば、古いデジタル機器のそれは「ジャンク」です。これが悲しいです。
この法則にのっとれば、M8はM9が出た時点で「無用の長物」へと転げ落ち始めることになっちゃうんでしょうね。

ところが、レンズはデジタル化しようがないからいいですね。古きよきレンズは依然として輝きを持ち続けるわけです。いやむしろ、デジタルMシリーズ本体は、「古き良きMマウントレンズをデジタルで味わうためのプラットフォーム」になってきますから、カメラセット総体としては「レンズの特性が引き出され、持ち味が増す」という構造になる。これが楽しみで嬉しいんだな。

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デジタル産業に身を置いていると、恨めしい気持ちになることがあります。「古くなるとゴミ箱行き」という運命から自分の作品も抜け出せないからです。たとえば手がけてきた往年のゲームタイトル。これらは移植しないかぎり再生することなんてありえない。ハードとともに絶滅、いや消滅してしまうんです。

一方技術革新の余地がないアナログ機器はどうなんだ、というと、進化がないとオモシロさにかけるという理由で、どんと市場が縮小しユーザーは減っていってしまう・・。

人間というのは常にナイモノネダリなんでしょうかね。

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そういう中で、「往年のMマウントライカレンズをデジタルで」というMシリーズの進化は、光学系特有のアナログ感とあいまって、いまどき珍しく輝いている「デジ・アナ・ハイブリッド製品」というわけです。古木もの先端技術のコンビネーション。

ああ、はやく「フルサイズのライカMシリーズ」で写真を撮ってみたいな。中でもとくに、宝物であるNoctilux50mmF1.2がフルサイズだとどんなボケ味の写りをしているのか、とかね。

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それ以外の、ああだこうだ、的な性能談義については、「正式な発表」を待ってからにする事にしましょう。