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斎藤由多加のブログだよ

iPhone3.0で携帯メールが持つ意味あい

iPhone3.0になっていろいろと改善されたこと、ってのがありますけれど、その中の一番は、「携帯メールアドレス」が持てる/使えるようになったことではないかと、私は思っております。(機能というよりもサービスですけれど)

言い換えますと、androidでなんとも残念なことは、天下のドコモ携帯であるにもかかわらず、XXX@docomo.ne.jpのメールが使えないことなんです。「携帯メール以外うけとらない」というメールフィルターをかけていることが多い昨今、ふつうのインターネットメールしか送れないというのは、この上なくとても残念なことでした。

実は、imodeの315円と、imode.netの使用料210円の合計525円/月を払うと、一般のブラウザー上で、@docomo.ne.jpのメールの送受信ができるサービスがあります。androidプラウザーでそれを使えば同じではないか、と思ってやってみたんだけど、やっぱぜんぜんだめだわ。携帯メールってのはリアルタイムにプッシュされないと。
だからソフトバンクは、このサービスを開始したのはとても賢明だと思う。

で、iphone上ですと、この携帯メールの送受信ができる。それらは画面上でどのように見えるかとなりますが、写真のようになります。iPhoneユーザーには見慣れた画面ですが、それ以外の人からするとこれはすこしだけ意外なメッセージ画面です。
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メールというよりも、どうみてもチャットのようなものですね。

ここには、二種類のものが同列で表示されていますが、そのひとつはいわゆる携帯メール。で、もうひとつは電話番号を直接指定して送信するショートメール(同一キャリア間のみのアレです)。
携帯電話機ですと受信メールは日時ごとに一覧化されソート表示されますが、iPhoneではコンタクトのあった「相手名」でずらりと表示されます。それをタップすると。その人とのやりとり履歴が写真のように一覧表示されている。これが圧迫感がなくて、こと会議中とか路上などてはなかなか使い勝手がいい。
ちなみに写真左下のカメラアイコンは、タップするとそのまま写真がとれる。→そのまま相手に転送表示ってわけ。

これと似たようなことをPCでやっているのがメッセンジャーソフトですね。

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さて話はもどり、「携帯からのメール以外はうけとらない」というフィルターですけど、そもそもなんでこんなフィルターがジャンクメール撃退に有効か?となります。

その背景には
1.携帯電話から送られてくるメールは相手が特定できてしまう
2.手の混んだ商用メールが携帯電話の機能ではつくれない
3.携帯電話では送信先のアドレス組み合わせを変えるなどといった手の混んだプログラムが作れない

などといった理由があげられます。今やパケホーダイの普及で絶滅しましたが、ここにパケット代が高価有料である、という4つめの大きな理由も壁のようにありました。これらの背景から、携帯メールが悪質であることはなかった。

しかし、これらの理由は、携帯電話があくまで「旧式携帯」であることを想定してのことです。スマートフォンがさらに進化してくると、2と3は意味もなくなってくる。となると、あと残るのは、1だけ。メアドが電話番号とペアだから「相手が特定可能」ってことくらいでしょうかね、携帯メールが安心である理由は・・・

実は、僕は、この一点がこれからの焦点になってくるような気がするんです。「相手が特定できるメールアドレス」という考え方。ひとつの「このファイルは送信者の証明書が発行されているファイルです」のようなものです。

携帯電話のキャリアがこれからの時代にウリにする一つの特徴、それは「身元保証づけ」された通信サービスではなかろうか。セブンイレブンが全国の銀行や宅配所を担うように、マクドナルドがNintendoDSのアクセスポイントプロバイダーを担うように、携帯ショップは「ネット上の身元保証役場」という役割を果たす時代になるのではないだろうか・・・そんな気がしております。