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斎藤由多加のブログだよ

いろいろな準備を・・。

すこしでも革新的な「おもしろさ」をゲームに入れたいと制作者なら誰しもが思うものです。しかし、新しいハード、新しいサービス、あるいは新しいなにか、が世の中に登場してから、じゃそれを利用してやろうと新作を作り始めると、それが市中に販売される時期にはもう「その新しさ」はとうに失せている、それがいまです。

ROM系のゲームというのは、開発だけでなく製造やマーケティング工程でずいぶんと時間がかかるのです。バグ対応のオンラインバージョンアップもできないので、テストや製造の時間がバカにならない。開発開始から発売まで一年なんてのざら、いや短い方です。

あたらしい機能、たとえばちょうどいまネットの世界ではあたりまえになりつつあるようなものですけど、を世界の誰よりも先取りしてユーザーを「びっくりさせたい」と思う試みは、ネットとモバイルの企業に、ですからどんどんと奪われてしまうわけです。こういう状況に長く身を置いていると、そういうことに対する悔しさすらも感じなくなってしまう。それではよくないな、と思うようになりました。対戦とかダウンロードといった前世代的なものはあたりまえすぎるので除外しますが、あたらしいケーミングを考える上で、すでに十分すぎるインフラになっているわりにはコンシューマー業界はネットの変化に出遅れすぎている。

その環境でタイムリーになれる方法は二つしかありません。一つは僕らからドリームキャストの際にやったように「ファーストパーティーと仲良く一緒になって、新ハード、新サービスを見越したタイトルをつくる」こと、そしてもうひとつは「サービスなど、あたらしいなにか」をまとめて一緒に作り始めること。

僕らのような弱小デベロッパーは、もちろん前者の実績も過去ありましたけど、自己判断で進めるとしたら後者しかないんだろうな、とここ数ヶ月ずっと考えてました。

ネット上に、ゲームに必要なプラットフォームごと、つくれないだろうか?

そんな取り組みへの会話が第三者の人たちとリアルにいま始まってます。次作ゲームを「おもしろく」するために。

近いうちにいくつか発表をできるのではないかと思います。その時はいろいろと応援してください。

(ツイッターは@YootSaito でつぶやいてます)