斉藤由多加 (Yoot Saito)
さいとうゆたか
 

東京生まれ。ゲームクリエーター/株式会社ビバリウム。ゲーム作品の代表作は「シーマン~禁断のペット」「大玉」「ザ・タワー」など。ゲーム作品の受賞歴としては、文化庁メディア芸術祭で特別賞、米国ソフトウェア出版協会でCodies賞、Game Developers' Awardsなど。 TheTowerDS が08年6月26日に発売予定 
 使用カメラ/ライカM8 愛用レンズNoktilux 50mm F1.2など

株式会社ビバリウムのサイトはすこしリニュアルしてwww.vivarium.jpに移動しました。
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子どもたちの時代の結婚披露宴とiPadとかクラウドの関係

昨日はiPadの日本での発売日。たくさんのiPadがこの数時間で日本に出現したわけです。

このiPad、画面が大きいせいで、「お、パソコンいらないじゃん」と思う人も多々いるのではないでしょうか。

仕事の関係で、一ヶ月ほど先行して僕もiPadをさわって、そして昨日社員にそれを貸すことになりました。その際に改めて驚いてしまったことがあります。通常パソコンを人に渡す時はハードディスクをきれいにして、つまり「初期化」して渡すのが慣例です。必要なデータはすべてバックアップする。ところが、このiPadでは何もする事がない。ただ「リセットする」だけ。ローカルにバックアップするデータをひとつも持っていないことにあらためて気付かされたわけ。

ツイッターで知人が「自分の所有物としての愛着がわかない」とつぶやいてました。たしかに本質は手元にはなにもない。自分自身はどこにあるのか、といえば、サーバー上の、自分のアカウントの中でして、iPadはそのエイリアスみたいなもの。ネットカフェのパソコンのようなものなのですね。それがクラウドです。

iPhoneを紛失した時に、その中のデータを遠隔で消去するサービスがあります(MobileMe)。消去しても、いたくもかゆくもないのは、その本質は携帯の中にはないから・・・それがクラウド。

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サーバーの上に自分自身の情報をどんどんと蓄積して、「端末」がどうなっても大丈夫、というのは銀行預金とおなじ構造です。通帳を紛失しても銀行に通知すれば大丈夫、ということ。そういう生活慣習代が進むと何が起きるのか? 銀行とおなじです。「倒産したらたいへんなことになる」ということ。そして「信頼のあるところに現金があつまる」ということ。

さてもう一方の、銀行側はどうやって儲けるの?という疑問。その答えも銀行はこう答えます。「預金者からあずかった資産を使って運用する」となる。それがたとえばiADということになります。預金者があずけている映像に広告をつけて配信する、この比喩は誤解の余地を含んでいますが、ま、そういう権利をアッフルは次のOSに付加してくるというわけです。

ソフトバンクが目下のところこの「代表的なクラウド端末」の日本での総代理店です。ソフトバンクはいうまでもなく日本の会社ですけれど、肝心の「バンク」の役割、つまり口座を管理しているのはアップルやグーグルやUStreamといった米国資本の企業ばかりです。パソコンより廉価なiPadが、実はそのための口座開設マシンであるという認識はあまり広くは認知されてはいません。

クラウドはまちがえなく便利です。そして安い。「自宅に山積みのホームビデオテープをすべてUStreamにアップロードします」というサービスはそのうちにどこかで始まるでしょう。ハードディスクを購入しないでどこかのサーバーに保存してしまう。大手クラウドサービスはいまは無料キャンペーン(?)で提供されていますので。これもクラウド笑。

で、その先にどういう未来が待っているかというと、いつしかそのビデオに映っている子どもたちが成人し、結婚披露宴のスクリーンで流れる思い出映像を、幹事さんがクラウドから上映する、そしてそのフッターに情報銀行の運用先の企業広告が入っているし、「そんなのはあたりまえ」といわんばかりに参列者たちは目を細めながら広告入り映像を見る・・・これがクラウド。

この手のクラウド化が加熱し、その潮流の先にあるのは、いつのまにか、日本の、いや世界の情報がいくつかの大手の口座にすっぽりと格納されているという状況だとしたら・・・いつしか僕たち日本という国は米国資本配信の視聴側専用席に座っているのではないか、という表現側としてのいささかの不安を、すこしばかり感じてしまうところがあるのです。

 

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雲のこと

最近元気がいいアップルのロゴが、ちよっと前までレインボーカラーだったことを知らない若いユーザーが多くなってきました。

ところ で、レインボーカラーというのは七色、というイメージがごく普通に僕らにはありますが、よく数えてみるとアップルの色は6色です。

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この理由、実はアメリカの常識では、虹の色は6色とされているそうな。7色としているのは日本の視点。(イギリスは7色、ドイツは5色、と wikiをみたら国によってかなりまちまちみたいす)

ま、こんな話はどうでもいいのだけれど、それと同じような話として、学生時代に「牛」に該当する英語がずいぶんあ るな、とおもった記憶があって、(cow, bull, cattle,ox,calf.....そしてbeef!!!!)、おなじく羊もSheepやらramやらlamb(どっちもラムなのでややこしい)やら mutton(マトンやらムートンやらでややこしい)とたくさんある。

日本の魚の名前の多さも有名ですけどね。

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ごく最近、おそらく今年に入ってからではないかと思いますが、新聞 のトップに「クラウド」という言葉が使われ始めました。「雲」の意味のCloudですけど、クラウド・コンピューティングというのは、必要なものはすべて サーバーで提供する、といった意味あいです日本人の業界関係者でこの言葉が口にされるようになつたのも、ほんの1年くらい前でしょうか。空を見上げれば 「雲」がぽっかりと浮いていて(しかも太陽とちがって複数)、人を見下ろしているというイメージは、実はMobileMeのアイコンでは以前からあしらわ れてたので、「はてなんで雲なの?」と当時は思った記憶があります。

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ところが、カリフォルニア州の突き抜けたような青い空に浮かぶ雲と、僕たち日 本人(もっとはっきりいうと東京です、僕の場合)がイメージする「雲」はまるでちがうんだな。たまたまこの連休は晴天つづきですけど、東京ってのは(ロン ドンもそうですが)、いつもどんより曇ってる。「ぽっかり」ではなく「どんより」なんです。雲と空の境界線があまりはっきりしない日が多い。

この気候の違いが、「クラウド」のイメージを著しく異ならせているわけで、その意味でこの「クラウド」ってのは、カリフォルニア語でしょうね。初出はwired誌だそうですが、霧っぽい雲ばかりの気候の土地では最初は意味が通じないからね。日本語では「クラウド」と外来表記されてますが、中国あたりでは「電脳通信雲」なんて表現されるのかな? さすがに意味わかんない、ってなりゃしないかな、と余計な心配。

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で、名詞の数のはなしに戻るのですが、あたらしい概念にはあたらしい名前を、といいます。「拡張」とか「越」とか、そういう程度をあらわす接頭語ではなく、「ありえないような名前」をアメリカの人はつけるのが好きみたい。そうすることでとんでもないあたらしい時代がおとずれそうだ、という印象を人に与えられるからね。クラウド・コンピューティングっていう言葉も、サービスそのものは以前から脈々と行われてきたことで、ここに来て突然日経新聞の一面に出るようになってから書籍とかセミナーとかがあちこちで開催されているのがなによりの証拠です。そういう「これまでときちがうよ」という効果が、あたらしい名詞には明らかにある。

誰よりも一番強いのは、ルールを制定する人たち、という大原則がかけひきの世界ではあります。米国だけ.comの後ろに.jpとか.frのような国名拡張子か付かないのも、アメリカの国際電話の国番号が「1」なのも、フィルムの感光の指標がASA(AはAmericaのAでいまはISOと名称が変更された)だったのも、すべてルールを作ったのが米国だからです。名前やルールをどんどんとつけてデファクトにしてイニシャティブをとってしまう、そういうマインドが開拓魂みたいに強く根付いているからでしょうかね。ごく普通に受け入れることに慣れすぎた自分ですけれど、実は名前をつけるというのはそれくらい、影響力のあることなのだと、最近とみに感じるのであります。

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iPad+Emobileの無線WIFIルーターのコンビネーションを検討中

Emobileの無線WIFIルーターは、5月1日からキャンペーンが始まるという噂でして、そうなると店頭での新規加入時の購入価格分の5980円が1円になるらしいです。

そういう噂を耳にしたせいで、すごすごと今日は買わずに店頭から撤退したのでありました。

この無線ルーターはなかなか優れもので、ポケットにいれておけば周囲の無線LAN対応の機器が5台まで接続可能とのこと。でもこの手の商品には共通の2年縛りみたいなのがあって、その二年間に通信スピードはどんどんと速くなって、結局、「買い増し」という名の機種変更になるのでしょうかね。

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ところで、iPadは、対応アプリが少ないせいか、使っていてまだあんまり面白くない。日本市場むけのiAppもまだだしね。大画面であることが、このiPadの最大の特徴だからiPhoneアプリを小さく動してもつまんない。ただ、驚くべきはバッテリーの寿命でしょうか。もっととんでもないと思っていました。これなら、サブPC買うよりもパフォーマンスが高いかもね。

で、もし3G対応のiPadがSIMMカードとともに購入可能となったら僕は追加で購入しますか?ときかれたら「もちろん」と答えると思う。いろいろと考えたのですが、やはり、この大画面でGPSやMAPを使いたいし、仕事の電話は、大画面に直接かかってきても嬉しい気がするのです。

なもんだから、5月1日から1円のEmobileのキャンペーンの噂が本当だとして、でそれを申し込んだとしても、たぶん数ヶ月で不要になってしまう気がするんだよな・・。どうしたもんか・・・「オレだったらこうす」みたいな意見のある人はどうぞくださいな。

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ビジネスモデル

最近のiPhoneで面白いのが、MobileMeによる新サービス攻勢。

その中でも「ついにやってきたか」と思う仕様は、iPhoneを紛失した際のサービスでしょうか。

いま自分のiPhoneがどこにあるのか地図上に表示する機能もあることながら、PC上から自分の携帯をロックしたり、拾い主にむけてのメッセージをオーナーが直接紛失したiPhoneの画面に表示させるなどのサービス。

本来この手のサービスはキャリア任せでしたが、限界があった。携帯を遠隔でロックしたり、所有者からの特定の連絡に端末が特殊な音を出させたり、という技術特許は、日本ではソニーが取得していました。でもそれらをうまく行使できなかったのは、すべて「キャリア」を経由しているというビジネスモデルが足かせとなっていたからでしょう。ソニー製の端末だけに特別なサービスを提供することができないという制約。

ところが、アップルはそれをMobileMeというプッシュ型通信サービスと、OS開発元という立場を組み合わせて次々とやりはじめてます。

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そもそもMobileMeは、パソコンであるマック向けの付加サービスでしたが、これからは携帯向けの新サービスに強力にシフトしてゆくことでしょう。いわば次世代のiModeのような存在になってゆくのではないでしょうか。iModeになかば強制加入させられていた日本のユーザーからすると、目から鱗といった新アイデアがつぎつぎと登場するにちがいありません。

アメリカという国は、この「新ビジネスモデル」による切り崩しが上手いです。「そんな商売ありえるの?」ということを次々と展開してくる。キャリアの軍門に下っていた端末メーカーたちはなす術もなく、先を越されるにちがいない。国内の通信事業者に課した鎖国的な国策が仇となって、日本はまたしてもハード屋、インフラ屋に成り下がってしまうんだろうか?

ま、ご興味の有る方は、アップルの新サービスをすこし見てみてくださいな。

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iPadの日本発売は5月末に延期というニュース -The Tower for Ipadの行方はいかに~

日本のニュース番組でもあたりまえのように取り上げられるような存在になったアップル。iPadは予想どおり発売延期となったが、その理由は「供給が追いつかないから」だそうで。まことに残念でやんす。

以前にこのブログですこし触れたThe Tower for iPhone はまだリリースしていないのですが、実はその理由は気がついたらクリスマス過ぎてたんで、だったらとiこのiPadにターゲットを置いていたからでした。だって、大きい画面であるほうがいいから。(自己満足)

しかし、こんなに、(どちらも)伸び伸びになって、うちの会社はつぶれないのだろうか・・・

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明日は急遽胃カメラの日となった

ソフト会社の社長をこれだけの期間やっているわけですから、ストレスによる胃潰瘍なんてものはとっくに慣れたはずなのですが、昨晩から急激な胃潰瘍に襲われてしまいまして、急遽明日は胃カメラとなりました。胃カメラを飲み込む時の痛みというのは何歳になっても慣れない。今晩は憂鬱なのであります。実は、「胃潰瘍には慣れた」なんて上で強がってますが、むしろ実は年齢とともに自分が弱っている気がするわけで。

その兆候なのかもしれませんが、電話なんてものは捨ててしまいたい、メールなんてものも見たくない、もうすべて投げ出してしまいたい・・そんな思春期の高校生のような気持ちが中年の自分の脳裏をよぎっているのであります。今日はそんなことを考えていての話を少々。

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映画のシーンなどで、「ちょっととなりの部屋に・・」と人を呼び入れるシーンが登場します。同室にいる人には聞かれたくない話をする映像表現です。

僕は学生時代建築を学んでいたんですが、木の板(=壁)一枚を空間に一枚置くことによって、その空間はがらりと変わる。ここで何が変わるって、人の心理がかわる。空間デザインの本質というのはその魔術の手法だと思っています。これつまりヒトの「視覚」や「聴覚」にはいる情報を遮断するだけの話なわけで、病院の相部屋にあるたった一枚のカーテンが人間の行動をがらりと返る力があるわけですし、さらにいえばスポットライトによるライティングとBGM(による音声遮断)でも、同類のマジックは起こすことができます・・・つまり空間設計ってのは、いいかえると実は情報操作なんです。薄い壁一枚で仕切られた安アパートの屋根を持ち上げて上から見ることを想像してみてください。赤の他人同士が数センチの距離で別々の生活をしているわけですから、この状況って、とても不思議です。視覚を持たない(聴覚だけの人)にしていわせると、ろくなプライバシーなどないといえるわけ。それくらい、人の空間感覚は情報に誤摩化されているといえます。

開発チームが西麻布と大崎チームに別れてからというもの、両拠点間でiChatを利用したビデオ会議を最近するのですが、このビデオ会議がすこぶる評判がいい。おなじビル内でも1階と3階の打ち合わせをわざわざビデオ会議でするくらい。

相手の顔をみて話すだけで、ことばの理解度はここまで違うか!?という効果もさることながら、Quitすれば、瞬時に自分の空間に戻ることができる手軽さ。これはマジックのような効果があります。かのMITメディアラボ(マサチューセッツ工科大学のネグロポンテさんのとこ)で研究されていた様々なツール類、たとえば相手の顔をデスマスクのようにかたどって、その裏側から映像を投射するとディスプレイとは比較にならないほどリアルに見える・・これは、世界がいちばん仲良くしてほしいと願っている二人・・つまり冷戦状態にある米国と旧ソ連の首脳会談用に研究されていた、という逸話があるようです。ちなみにこのサンプルを見たければ、ディズニーランドのホーンテッドマンションの仕掛けに使われてます。

話は戻りますが、パソコンという極めてパーソナルな(=位置移動がまったく必要がない)テレビ会議は壁という固定物をソフト化して置き換える。オフィスを瞬間的にドリフのコントに出てくる貧乏長屋に変えてしまう。必要時は人と話していたいけど、おわったらとっとと一人に戻りたい、という人間のわがままを、ソフトが柔軟に対応しているフレキシブルウォールといえます。つまり住人たちが部屋のレイアウトを仮想的にがらがらと組み替えられる状態。

たしかにiChatで呼び出せるとなったとたん、一人で仕事場にしても不思議なくらいさびしくないわけ。遮断する物体を「情報」に置きかることでオフィスが仮想に隣接したりはなれたりするようなもの。

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人とのコミュニケーションをこういう量的な方法に置き換えると、その量を「計測」することが可能になるわけで、「いつも話している人たち」とか「まったく話そうとしない人たち」といった人間関係的な意思疎通の量をビデオ会議の回数や時間で把握することができるようになる・・・これは極論ですがね。すくなくとも「一つの空間内」ではなかなか計測することができなかった、人と人のやりとりの指標ができてくるわけです。

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「情報が人間を熱くする」という名コピーを亀倉雄策氏がリクルートCMのために書いたことがあって、そのスピーチを拝聴する機会があったのですが、こうおっしゃっていた。「情報って何なんだろうって考えてたら、つまるところそれは人間だってことに気付いたんですよ」と。

人間同士を遮断するのが壁や窓だとしたら、その間を行き来する視覚聴覚情報を遮断するのが、ここでいうところのビデオ会議。人間を熱くするのも胃潰瘍にするのも情報だとしたら・・・人間と人間が一緒にいる間にやりとりされる情報量って、視覚と聴覚以外にあと何テラバイト/sがあるんだろう? そこにスパム・フィルターをかけることができたら、胃潰瘍の進行をすこしは遅らせることができるんだろうか?なんて。笑

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NIntendo 3DS!?

先月23日に任天堂からリリースされたNintendo 3DSなる新機種。3DSという仮称名称と、裸眼で3Dゲームが楽しめるということ以外なにもわからない発表。

この発表が具体的にどのような仕様になって私たちの目の前にあらわれるかは、どうやらE3での発表を待つしかないようですが、ひとつだけ思ったのは、今回のものは「枯れた技術」の採用ではなく、「まったくの新技術」によるゲーム機であるということです。

それは3Dテレビがほとんどまだ店頭に並んでいない中、立体とインタラクションするという行為がユーザーはもとより開発者にはも新技術を通り越えてまったくの未体験の領域であるという意味です。

未来の自分たちが途方に暮れる今の姿を振り返ったら、「いままでのキミたちが3Dといってたものはさ、ただの秒がの計算方法であって、画面に表示された時点でただの2Dなのだよ。ちゃんちゃら時代遅れだぜ」というみくだりはんをつきつけられてるような気がしてくる。

さて、こういう「未体験の環境」でのゲーム作りってのは、開発者の(プログラマーというよりも企画者の)ノウハウはまたもリセットされることになります。たとえば2画面になっただけで、それらを効率よく使おうとした企画の画面推移図は上下の組み合わせてずいぶんとややこしくなった経験をしました。それをふまえると、立体やら、それに付随して付加されるであろうハード特性を活かしたい企画者によっては、この未体験ゾーンはやっかいな負荷になるでしょうね。その意味で、任天堂はずいぶんと高いリスクをとったな、と思うわけです。

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それでも、こうやって停滞気味なゲーム業界をゆさぶって革新してゆかないとあたらしい遊びは生まれない、という気概は、「さすがだな」、と思います。「制作者はちゃんと工夫をして作品をつくれよ」というメッセージにとれるわけで、だぶついた自分の脳みそにかつをいれていかないとダメだなぁと、この週末、しごく反省しているわけです。

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ちょっとびっくりしたこと

ソフトバンクやembileからでているバッテリー駆動の携帯型WIFIルーターが最近気になっているんですが、その理由というのが、外でPCを使う時にUSBで通信機器に接続するのが超うざいから。

 

今日ヤマダ電器で商品説明を受けていたわけですが、若い店員が「僕もユーザーです」と、卵型のソフトバンクの「それ」(正式名称はモバイルWIFIルーター端末というのだそうがが)をポケットから取り出してみせてきたわけ。「そんなものボケットに持ち歩いていったい何に使ってるの?」と聞くと、「これの接続です」といって別のポケットからiPodTouchを取り出した。

あ、なるほど、と思ったわけです。

 

気がつくと、ずいぶんたくさんの無線機器を持ち歩いている気がする昨今、このモバイルWIFIルーターってのは意外にいいかもれないなぁ、いろいろな通信をまとめる上で・・・。なにせ一台だけをポケットにいれておけばPKなわけですからね。

 

 

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奇蹟は起きませんでしたけれど

夕方食事をしていたら、父が他界したという連絡。やっぱり現実はごく普通にやってきました。

たくさんの方々から励ましの連絡を頂戴しました。本当にありがとう。こちらのブログにもメッセージをいただきました。ひとつひとつご返事できずごめんなさい。家族ともども、本当に力をいただきました。御礼申し上げます。

奇蹟は起きませんでしたけど、なにかたくさんのことを学んだような気がします。

仕事関係の皆さん、しばらく、ドタバタしていますが、ごめんなさい。

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変な言い方ですけれどこの件は、皆さんとは何の関係もない、ただの一人の老いた男がこの惑星から姿を消しただけの話でして、にもかかわらず、いろいろと気遣ってもらい、そしてまたお騒がせして申し訳なく思ってます。

私の家族を代表して、御礼もうしあげます。

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奇蹟はおきないようですけれど

結局、ほぼ一週間が経過して、父の容態は落ち着いてきているようだけど、目は醒さない状態。いわば植物人間。

その肉体は生きているけれど、父という人格はもうこの世から失せてしまった。看病疲れ気味の妻と、それに気遣う一人娘。何か起きたときに鳴り響く電話のベルが怖くて娘は布団を持って妻との寝室に引っ越してきた。

親子三人が同室で寝起きする日々は、何年ぶりだろうか?非常事態ってのは家族の絆が深まるものだ。不思議なもので、張りつめた日々に、すこしだけ団らんが生まれた。

親族たちは、何かを待ちながら、日々を送っている。その「何か」って何だろう? 自分たちでもそれが何なのかはわからないのである・・