斉藤由多加 (Yoot Saito)
さいとうゆたか
 

東京生まれ。ゲームクリエーター/株式会社ビバリウム。ゲーム作品の代表作は「シーマン~禁断のペット」「大玉」「ザ・タワー」など。ゲーム作品の受賞歴としては、文化庁メディア芸術祭で特別賞、米国ソフトウェア出版協会でCodies賞、Game Developers' Awardsなど。 TheTowerDS が08年6月26日に発売予定 
 使用カメラ/ライカM8 愛用レンズNoktilux 50mm F1.2など

株式会社ビバリウムのサイトはすこしリニュアルしてwww.vivarium.jpに移動しました。
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iPad+Emobileの無線WIFIルーターのコンビネーションを検討中

Emobileの無線WIFIルーターは、5月1日からキャンペーンが始まるという噂でして、そうなると店頭での新規加入時の購入価格分の5980円が1円になるらしいです。

そういう噂を耳にしたせいで、すごすごと今日は買わずに店頭から撤退したのでありました。

この無線ルーターはなかなか優れもので、ポケットにいれておけば周囲の無線LAN対応の機器が5台まで接続可能とのこと。でもこの手の商品には共通の2年縛りみたいなのがあって、その二年間に通信スピードはどんどんと速くなって、結局、「買い増し」という名の機種変更になるのでしょうかね。

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ところで、iPadは、対応アプリが少ないせいか、使っていてまだあんまり面白くない。日本市場むけのiAppもまだだしね。大画面であることが、このiPadの最大の特徴だからiPhoneアプリを小さく動してもつまんない。ただ、驚くべきはバッテリーの寿命でしょうか。もっととんでもないと思っていました。これなら、サブPC買うよりもパフォーマンスが高いかもね。

で、もし3G対応のiPadがSIMMカードとともに購入可能となったら僕は追加で購入しますか?ときかれたら「もちろん」と答えると思う。いろいろと考えたのですが、やはり、この大画面でGPSやMAPを使いたいし、仕事の電話は、大画面に直接かかってきても嬉しい気がするのです。

なもんだから、5月1日から1円のEmobileのキャンペーンの噂が本当だとして、でそれを申し込んだとしても、たぶん数ヶ月で不要になってしまう気がするんだよな・・。どうしたもんか・・・「オレだったらこうす」みたいな意見のある人はどうぞくださいな。

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今日からiPadの試用開始でござる

iPadの試用を今日から開始します。
Wifiモデルなので、まだ大したことは何もできていませんが、バッテリーの持ちがやけにいいな、という第一印象。だって購入してマックに15分ほど接続して、そのまま4-5時間経過しても充電率99%を下回らないのですから(表示上) XPERIAよりも、もちが良い印象なのであります。電話待ち受けがないからでしょうか?たしかにiPodTouchはiPhoneよりもバッテリーのもちが全然いいからね。ま、こればかりは、使ってみないとわかりませんから、また報告しますね。

あ、あと、カナ入力はサポートされていないようでゲス。カナ入力ユーザーは古い、みたいな風潮があるみたいだけど、シフトJISじゃあるまいし、マスターすればこれほど速い入力方法は経験的にないもんで・・。ローマ字入力って所詮タイプ数が倍近く多くなるのでどんなに早くがんばっても入力スピードがでない。一秒間に9-10文字くらいの入力スピードを出せないとなぁ・・それがちょっと気になったところでしょうか。

また報告しますね。

追伸

ソフトバンクのSIMMで3GSモデルに使うと、携帯アドレス)XXX@softbanl.ne.jp)は持てるのでしょうか?(実質iPad専用でしょうから持てないのかな?)持てるんだったら、実は3GSモデルはいいかも。この大きさの携帯って、使ったこと無いけど、タブレットPCで音声チャットはなかなかいいですよ。会話にどういうわけか安心感があるんです。
もし持てないのであれば、EmobileのWIFIルーターとWIFIモデルがいいかな、などという印象。モバイルで送りたいメールって、意外に、相手が携帯メールであることが多い。自分も携帯メアドだと、とても便利な気がずる。docomoのSIMMでは、iModeはサポートされなさそうですが・・・。

追伸の追伸

Ethernetに接続したMacは無線ルーターになることが知人の間で意外に知られていません。iPad(WIFIモデル)のオーナーで無線ルーターを持っていない人はいないと思いますが。

Macを無線ルーターにすると、意外と便利ですよ。なにせ、配線や設置にかかるコストとスペースが、ゼロですから。

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右の眼球と左の眼球を入れ替えると立体は凹んで見えるか ~3Dテレビを体験しての考察~

「鏡に映った自分の姿は、左右は逆になるにもかかわらず、上下が逆にならないのはなぜか?」 という問題があります。

この有名なパラドクス(のようなもの?)についてはあちこちで多くの興味深い解説があるのでよんでいただくとして、結論としては「右と左」という方向感覚というのが、実はとても主観的で曖昧な代名詞だと気付きます。要するに、この問題は、実は「言葉」がなせる不可思議なトリックです。実は、左右は逆になどなっていない。そもそも、この「左右」という概念が上下とか東西とちがって、主観的なものである。もし人間の眼球が前上についていたら、左右などという概念は生まれてなかったにちがいない。

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先日、噂の3Dテレビのデモンストレーションに遭遇しまして、メガネをかけてその体験をしたのですけれどね。でも僕の興味はそんなこととは全然違うところにありまして参加しました。僕がそのデモ中に体験実験していたことは、3Dメガネを左右逆にかけてデモ映像を見たら、立体は凹んで見えるのか? などという、へんなことでした。これは、つまり僕の右の眼球と左の眼球の位置を、神経系統をつないだままも左右逆に配置した疑似体験というわけです。

実は僕は学生の頃からずっと疑問に感じていたことがあって、それは眼孔の中で眼球を回転させたら、世の中も斜めに見えるか???などというくだらないものでした。だってもしそうだとしたら、眼球移植する時に医者はCCDの設置なみに気をつけないと、左右で画像水平位置がくるっていたら大変ですからね。今回の実験もそれと類似するものです。ちなみに僕の仮説は、実は、眼球そのものには上下も左右も感知する能力などもってないのではないか、というものです。その確認実験の意味でもありました。

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学生時代に、布団の上で、天井を見たまま長いじかんずっと寝転んでいたことがあります。それをずっと続けていると、不思議なことがおき始めました。自分の右手がどこにあるか、自分の頭がどっちを向いているのか、わからなくなってくるのです。むろん体を動かせば、周囲との相対で位置感覚は一瞬で正常に戻るのですが。がわかった。だからもし無重力状態でぷかぷかと浮いていると(位置関係を伝えるすべての加速度情報を人間の神経系統から遮断するというこの実験ですね。John.C.リリー氏のアイソ レーションタンク実験みいたなもの)、上下、左右という感覚がなくなり、自分の右手と左手の区別がつかなくなってくるのではないか?なんてね。

で今回は、3Dメガネを左右逆にかけているうちに、右眼球と左眼球は従来の役割を突然失い、左右が中性化され、やがては本来とは逆の機能を果たし始めて、つまり3D立体がちゃんと立体として見えるように順応しはじめるのではないか、なんて実験ですね。

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結果としては、や はり立体として見え始めるんですね、逆立体として奥に引っ込んで見えるわけではない。じょじょに僕の大脳が両眼からの情報を修正しはじめるのです。ま、こ れは順応にかかる時間が結構必要な実験だと思われます。なので、メーカーが開催している5分程度のの屋外デモ実験では、確実な成果は得られたとは言いがたいですが、逆に、そのプロセスではちょっとしたトリッブ体験も併せてできました。

"ユーミンブランド"と いう、70年代に発売された荒井由実のベストアルバムでは(LPの時代)、ジャケットの一部が赤と青の3Dメガネになっていて、切り抜いて着用すると表紙 が立体に見える、という仕様になっていた。これも左右逆にかけてしばらく見ていると、不思議なことに立体が形成されてくるわけです。

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冒頭の鏡の話に戻りますが、上下は三半規管が決定する情報でしょうが、左右というのは相対的なものです。果たしてどこの器官が決定しているのか? ここには上下とは比較にならないくらい複雑な情報処理があるはず。だって左右だけは、上限(y軸)とも遠近(z軸)ともちがって外界からの指示情報がないんですよ。植物の発育には重力は不可とされていますが、国家が大予算をかけて、宇宙空間の無重力で種子の発芽実験などをやっているのはその確認の意味がある、それくらい、謎な分野です。では、資格を持たないこの「植物」という生物には、左右という認識はあるのか? これは、とても大きな問題です。左右というのはそれくらい人工的かつ主観的で不可解なテーマに思えるわけで、今回はパナソニックさんのおかげで、眼球はどうやらそんな情報をまるでもっていない、程度のことがすこしわかったのでありました。

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iPadの第一印象

昨日iPadを触らせてもらう機会が偶然あって、うれしいかぎり。F川さん、ありがとうございました。

描画がずいぶんと、速いぞ、ってのが第一印象。
液晶のコントラストも高く(薄暗いところで見たせいも多分にあると思いますが)、グラフィック性能もなかなか高い。ゲームデベロッパーにとっては、できの悪くない携帯ゲーム機、といえるかもしれません。いや、もっと大げさにいうならば、これからゲームってのは、お茶の間のテレビでプレイするものではなくなると思うのではないでしょうか。開発者たちは、とはいえコンソールマシンのようにリソースを独占できる環境ではないぶん、パフォーマンスを引き出すのに苦労するかもしれませんけどね。

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以前にこちらのプログで、アップルはタブレットマックをとうぶん出さないのではないか、という発言をしました。ですが、iPadをみて直感したことを正直に話すと、タブレット式マックは、十分あるかもしれません。その意見を撤回するくらいのインパクトと感じることができたからです。もうすこし具体的にいいますと、「指による操作」という文法が、25年間続いたマウスオーペレーションから脱却し、あたらしいコンピューティングを実現するひとつのカギになる、くらいのパワーを感じたからです。

僕は、タブレット型のPCが好きで、いままでNECの薄型WindowsXPモデルを愛用してきました。タブレットの直感的な操作については過去ログを参照していただくとして、ただiPadとの大きな違いは、ペンを使用するという点でした。

WindowsのTabletEditionの操作系で僕が気に入っていたのは、ペン操作=紙とペンの模倣、という点でした。

アップルが開発した、ジェスチャーコマンドやマルチポイント式のインターフェイスは、ですが、同じタブレットといっても、「指先の感覚」を重視ししたものです。ペンの操作感とはまるで違う。マニュピレートという英語がありますが、iPadの印象はまさに「情報をつかんで変化させる」という言葉に近いインターフェイス感なのです。これは、写真やビデオで見てもわからない、iPhoneよりもはるかに大きな実際にさわってみないとわからないものがあります。

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直感的、という言葉が情報デザインの世界ではよく使われますけれど、実は、直感ってのはかなりの詭弁だと思っています。「情報を直感で操作するってどういうことだかいってごらん」と逆質問されて答えられるデザイナーはゲーム業界ではごくわずかです。だって、そもそも情報なんてものは、重さも形も無い物ですから、元来とらえどころがないものなのですから。

それを、各メーカーの味付けとして何か実在するものににひも付けして、たとえばそれは「デスクトップ」だったり、「書類アイコン」だったりするわけですけれど、そのメタファー文法を学んでもらった上での「直感」と名乗っているに過ぎないからです。

たとえば、画面内の人間を動かすゲームがあるとします。その操作を「直感的なものにしたい」、というセリフはあちこちでよく耳にするのですけど、じゃそもそも「人間を動かす」という行為の直感性ってなんだ?となる。これが現実ではどれだけ難しいことかは、誰しもんが苦労しているわけで本来そこに直感などという操作はありえない。

ま、上はひとつの例ですが、いま私たちが雑作無く操作しているアイコンやマウスによるオペレーションは、25年という長い歴史の中で「直感ぽい」という市民権を得た、ひとつの解釈にすぎないものなのです。

Gaboi

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既存のゲームをタッチ式に直すのはたやすいようで、実はこのあたりの「ややこしさ」に直面することになります。たとえばエクセルをイメージてください。複数のセルを連続して選択する、という操作ひとつとっても、あるいはすでに選択したセルに、異なるセルを参照させる、という操作も、タッチ操作ではこの上なくへんてこな操作にならざるをえない。マウスの直感製とは、タッチの直感製とはまったく異なる文法として確立されているわけ。

それほどに異なる操作環境を、「アッブルがいたずらに機種を対応させるとはおもえない」みたいなことを書いたのが、以前のブログでした。しかし、そこまでの教育投資をしてまでやる価値があるぞ、という感触を、はじめてさわったiPadの形状、操作性、に感じたいう次第です。

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アップルの増収増益のニュースが日本の新聞にも今日、あたりまえのように掲載されていました。ジョブスはいま、やりたいことを何でもできる立場にいる人ではないかと思います。そんな彼が、次はどんな発明品を私たちの前につきつけてくるのか? それが楽しみでなりません。

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ビジネスモデル

最近のiPhoneで面白いのが、MobileMeによる新サービス攻勢。

その中でも「ついにやってきたか」と思う仕様は、iPhoneを紛失した際のサービスでしょうか。

いま自分のiPhoneがどこにあるのか地図上に表示する機能もあることながら、PC上から自分の携帯をロックしたり、拾い主にむけてのメッセージをオーナーが直接紛失したiPhoneの画面に表示させるなどのサービス。

本来この手のサービスはキャリア任せでしたが、限界があった。携帯を遠隔でロックしたり、所有者からの特定の連絡に端末が特殊な音を出させたり、という技術特許は、日本ではソニーが取得していました。でもそれらをうまく行使できなかったのは、すべて「キャリア」を経由しているというビジネスモデルが足かせとなっていたからでしょう。ソニー製の端末だけに特別なサービスを提供することができないという制約。

ところが、アップルはそれをMobileMeというプッシュ型通信サービスと、OS開発元という立場を組み合わせて次々とやりはじめてます。

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そもそもMobileMeは、パソコンであるマック向けの付加サービスでしたが、これからは携帯向けの新サービスに強力にシフトしてゆくことでしょう。いわば次世代のiModeのような存在になってゆくのではないでしょうか。iModeになかば強制加入させられていた日本のユーザーからすると、目から鱗といった新アイデアがつぎつぎと登場するにちがいありません。

アメリカという国は、この「新ビジネスモデル」による切り崩しが上手いです。「そんな商売ありえるの?」ということを次々と展開してくる。キャリアの軍門に下っていた端末メーカーたちはなす術もなく、先を越されるにちがいない。国内の通信事業者に課した鎖国的な国策が仇となって、日本はまたしてもハード屋、インフラ屋に成り下がってしまうんだろうか?

ま、ご興味の有る方は、アップルの新サービスをすこし見てみてくださいな。

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iPadの日本発売は5月末に延期というニュース -The Tower for Ipadの行方はいかに~

日本のニュース番組でもあたりまえのように取り上げられるような存在になったアップル。iPadは予想どおり発売延期となったが、その理由は「供給が追いつかないから」だそうで。まことに残念でやんす。

以前にこのブログですこし触れたThe Tower for iPhone はまだリリースしていないのですが、実はその理由は気がついたらクリスマス過ぎてたんで、だったらとiこのiPadにターゲットを置いていたからでした。だって、大きい画面であるほうがいいから。(自己満足)

しかし、こんなに、(どちらも)伸び伸びになって、うちの会社はつぶれないのだろうか・・・

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明日は急遽胃カメラの日となった

ソフト会社の社長をこれだけの期間やっているわけですから、ストレスによる胃潰瘍なんてものはとっくに慣れたはずなのですが、昨晩から急激な胃潰瘍に襲われてしまいまして、急遽明日は胃カメラとなりました。胃カメラを飲み込む時の痛みというのは何歳になっても慣れない。今晩は憂鬱なのであります。実は、「胃潰瘍には慣れた」なんて上で強がってますが、むしろ実は年齢とともに自分が弱っている気がするわけで。

その兆候なのかもしれませんが、電話なんてものは捨ててしまいたい、メールなんてものも見たくない、もうすべて投げ出してしまいたい・・そんな思春期の高校生のような気持ちが中年の自分の脳裏をよぎっているのであります。今日はそんなことを考えていての話を少々。

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映画のシーンなどで、「ちょっととなりの部屋に・・」と人を呼び入れるシーンが登場します。同室にいる人には聞かれたくない話をする映像表現です。

僕は学生時代建築を学んでいたんですが、木の板(=壁)一枚を空間に一枚置くことによって、その空間はがらりと変わる。ここで何が変わるって、人の心理がかわる。空間デザインの本質というのはその魔術の手法だと思っています。これつまりヒトの「視覚」や「聴覚」にはいる情報を遮断するだけの話なわけで、病院の相部屋にあるたった一枚のカーテンが人間の行動をがらりと返る力があるわけですし、さらにいえばスポットライトによるライティングとBGM(による音声遮断)でも、同類のマジックは起こすことができます・・・つまり空間設計ってのは、いいかえると実は情報操作なんです。薄い壁一枚で仕切られた安アパートの屋根を持ち上げて上から見ることを想像してみてください。赤の他人同士が数センチの距離で別々の生活をしているわけですから、この状況って、とても不思議です。視覚を持たない(聴覚だけの人)にしていわせると、ろくなプライバシーなどないといえるわけ。それくらい、人の空間感覚は情報に誤摩化されているといえます。

開発チームが西麻布と大崎チームに別れてからというもの、両拠点間でiChatを利用したビデオ会議を最近するのですが、このビデオ会議がすこぶる評判がいい。おなじビル内でも1階と3階の打ち合わせをわざわざビデオ会議でするくらい。

相手の顔をみて話すだけで、ことばの理解度はここまで違うか!?という効果もさることながら、Quitすれば、瞬時に自分の空間に戻ることができる手軽さ。これはマジックのような効果があります。かのMITメディアラボ(マサチューセッツ工科大学のネグロポンテさんのとこ)で研究されていた様々なツール類、たとえば相手の顔をデスマスクのようにかたどって、その裏側から映像を投射するとディスプレイとは比較にならないほどリアルに見える・・これは、世界がいちばん仲良くしてほしいと願っている二人・・つまり冷戦状態にある米国と旧ソ連の首脳会談用に研究されていた、という逸話があるようです。ちなみにこのサンプルを見たければ、ディズニーランドのホーンテッドマンションの仕掛けに使われてます。

話は戻りますが、パソコンという極めてパーソナルな(=位置移動がまったく必要がない)テレビ会議は壁という固定物をソフト化して置き換える。オフィスを瞬間的にドリフのコントに出てくる貧乏長屋に変えてしまう。必要時は人と話していたいけど、おわったらとっとと一人に戻りたい、という人間のわがままを、ソフトが柔軟に対応しているフレキシブルウォールといえます。つまり住人たちが部屋のレイアウトを仮想的にがらがらと組み替えられる状態。

たしかにiChatで呼び出せるとなったとたん、一人で仕事場にしても不思議なくらいさびしくないわけ。遮断する物体を「情報」に置きかることでオフィスが仮想に隣接したりはなれたりするようなもの。

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人とのコミュニケーションをこういう量的な方法に置き換えると、その量を「計測」することが可能になるわけで、「いつも話している人たち」とか「まったく話そうとしない人たち」といった人間関係的な意思疎通の量をビデオ会議の回数や時間で把握することができるようになる・・・これは極論ですがね。すくなくとも「一つの空間内」ではなかなか計測することができなかった、人と人のやりとりの指標ができてくるわけです。

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「情報が人間を熱くする」という名コピーを亀倉雄策氏がリクルートCMのために書いたことがあって、そのスピーチを拝聴する機会があったのですが、こうおっしゃっていた。「情報って何なんだろうって考えてたら、つまるところそれは人間だってことに気付いたんですよ」と。

人間同士を遮断するのが壁や窓だとしたら、その間を行き来する視覚聴覚情報を遮断するのが、ここでいうところのビデオ会議。人間を熱くするのも胃潰瘍にするのも情報だとしたら・・・人間と人間が一緒にいる間にやりとりされる情報量って、視覚と聴覚以外にあと何テラバイト/sがあるんだろう? そこにスパム・フィルターをかけることができたら、胃潰瘍の進行をすこしは遅らせることができるんだろうか?なんて。笑

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NIntendo 3DS!?

先月23日に任天堂からリリースされたNintendo 3DSなる新機種。3DSという仮称名称と、裸眼で3Dゲームが楽しめるということ以外なにもわからない発表。

この発表が具体的にどのような仕様になって私たちの目の前にあらわれるかは、どうやらE3での発表を待つしかないようですが、ひとつだけ思ったのは、今回のものは「枯れた技術」の採用ではなく、「まったくの新技術」によるゲーム機であるということです。

それは3Dテレビがほとんどまだ店頭に並んでいない中、立体とインタラクションするという行為がユーザーはもとより開発者にはも新技術を通り越えてまったくの未体験の領域であるという意味です。

未来の自分たちが途方に暮れる今の姿を振り返ったら、「いままでのキミたちが3Dといってたものはさ、ただの秒がの計算方法であって、画面に表示された時点でただの2Dなのだよ。ちゃんちゃら時代遅れだぜ」というみくだりはんをつきつけられてるような気がしてくる。

さて、こういう「未体験の環境」でのゲーム作りってのは、開発者の(プログラマーというよりも企画者の)ノウハウはまたもリセットされることになります。たとえば2画面になっただけで、それらを効率よく使おうとした企画の画面推移図は上下の組み合わせてずいぶんとややこしくなった経験をしました。それをふまえると、立体やら、それに付随して付加されるであろうハード特性を活かしたい企画者によっては、この未体験ゾーンはやっかいな負荷になるでしょうね。その意味で、任天堂はずいぶんと高いリスクをとったな、と思うわけです。

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それでも、こうやって停滞気味なゲーム業界をゆさぶって革新してゆかないとあたらしい遊びは生まれない、という気概は、「さすがだな」、と思います。「制作者はちゃんと工夫をして作品をつくれよ」というメッセージにとれるわけで、だぶついた自分の脳みそにかつをいれていかないとダメだなぁと、この週末、しごく反省しているわけです。

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XPERIAを一週間使用しての感想です

さてさてXPERIAを一週間使ってみてのiPhoneとの比較ないしは共存理由における追加感想です。

●この携帯機のコンセプトは?
このXPERIAの哲学がすこしわかってきました。
コンテンツの種別なく、一括管理して表示する、というのが最大の特徴です。
メールであっても動画であっても、サイトであっても、Twitterであっても、更新があればトップに表示し必要であれば即座に移動できて・・というように。
これはこれでとても優れたものに発展する可能性があると思うんですが、僕たちの頭が古いのか、どうも「直感的」ではない。
それから、ソニー製でない他社ソフトとの共存に難が出てくる。

なので新種のIT機器としては相当おもしろいんだけど、実用としてはすこし疑問かな、といまのとこは感じてます。

●画面サイズの違いは予想以上
iPhoneより横長(?)の画面はwebブラウズで使用すると、予想よりはるかによい。通常は横にして見る事が多いと思うのですが、その使用感はなかなか得難いものです。

●バッテリーの減りはiPhone以上に早い
あまりに減りが早いので追加バッテリーを3200円(くらい)で購入して持ち歩いてます。iPhoneはバッテリーを交換できませんが、XPERIAははずにしくい裏蓋を開けば交換は一応できます。

●iPhoneのイヤホンマイクは使えない
イヤホンとしては使えますが、マイクとしては使えない。ま、iPhoneの専用スイッチがついているわけだから当然といえば当然です。
しかし、同梱の黒くてごついこのイヤフォンは好きになれないなぁ・・

●USB充電
USB充電なのでiPhoneのUSB用コンセントアダプターが使えると思い込んでいましたが、こちらも使えませんでした。理由は謎です。

●iModeメールは一部使える
使えないと思われていたimodeメールの件ですが、次のような方法で一応解決をみました。
imode.netサービスを申し込む(210円/月 imode料金とは別)

サードパーティー制のソフトをダウンロードする(たいてい無料)
僕はIMoNiというソフトを無料でダウンロードして使いました。

IDとパスワードをソフトに初期登録して使用可能に。

ただし、通常の携帯メールとは違っていくつか難点があります。
一つは、OSの電話帳とこれのソフトリンクしていないこと。ですから受信メールはアドレスがそのまま表示されます。そこから相手を登録というわけにも行かない。これがかなり不便です。とくにこの「情報の統合環境」であるandroidのメリットがぜんぜん教享受できないのが残念です。

●日本語環境・・・iPhoneのフリック入力が可能になるフリーソフトをインストール
こちらもサードパーティー製のShimejiというソフトをダウンロードして使用しています。ソフトはなかなかよくできていて、ほとんどiPhoneと同等の入力が可能になりました。
ただし、タッチディスプレイの感度の違いが原因と思われますが、どうしても誤入力が多く発生します。フリック入力はスピードが早いですからそれに追いついていない感があるのです。タッチ感度の違いは、日本語入力に限らず全体的な印象としても感じます。

●漢字変換
システムの漢字変換は連文節になるとぜんぜん変換してくれなくなります。カーソルキーでの再変換の手間がけっこう面倒です。ひとつひとつ学習させるのも面倒だし・・別の変換候補はネットで探しているみたいですが、その待ち時間も気になるわけで、このあたりがやや厳しいかな・・。

●アドレス帳の問題
以前にこちら、でも書きましたが、ふりがなの件は解決したとしてもやはり使いにくさが残る。サーバーとローカルの連絡先を同期させる際の主従関係がどうも明快ではない。僕の理解不足が原因だとしても、だとしたら、わかりにくい、です。サーバー上のデーターとローカル更新の関係をご存知かの方がいたらぜひ教えてください。

●全体としての印象
ガジェットとして持ち歩きたいと感じさせる魅力は、さすがソニー。
前回もいいましたけど、メモリースティックを使用していないところもありがたく、デザインもいい。
しかし携帯ガラバゴスの象徴「ドコモ」携帯ならではのいびつな違和感があちこちで出ているように思うわけで、それはどういうものかというと、ユニークなフリーソフトが次々とアップされているわりには電話機能やimode機能には手が届かないこと。

すこし話題がそれますが、こういうスマートフォンの登場で、これまでの鎖国状態だった意味をすこしづつ僕たちは感じ始めている。imode的なものがいいというユーザーと、もっと自由でオープンなものがいいというユーザーに二分されると思うけど、なにかおおきな変化の時が近づいているように思います。

XPERIAのユニークな操作系が未来にわたってどこまで首尾一貫して貫いてもらえるのか、なんとなく一過性のものでおわってしまうように思えてしまうのは僕だけでしょぅか・・という印象です、いまのところ。

関連記事    http://www.yoot.com/2009/07/google-d0d7.html

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ちょっとびっくりしたこと

ソフトバンクやembileからでているバッテリー駆動の携帯型WIFIルーターが最近気になっているんですが、その理由というのが、外でPCを使う時にUSBで通信機器に接続するのが超うざいから。

 

今日ヤマダ電器で商品説明を受けていたわけですが、若い店員が「僕もユーザーです」と、卵型のソフトバンクの「それ」(正式名称はモバイルWIFIルーター端末というのだそうがが)をポケットから取り出してみせてきたわけ。「そんなものボケットに持ち歩いていったい何に使ってるの?」と聞くと、「これの接続です」といって別のポケットからiPodTouchを取り出した。

あ、なるほど、と思ったわけです。

 

気がつくと、ずいぶんたくさんの無線機器を持ち歩いている気がする昨今、このモバイルWIFIルーターってのは意外にいいかもれないなぁ、いろいろな通信をまとめる上で・・・。なにせ一台だけをポケットにいれておけばPKなわけですからね。