斉藤由多加 (Yoot Saito)
さいとうゆたか
 

東京生まれ。ゲームクリエーター/株式会社ビバリウム。ゲーム作品の代表作は「シーマン~禁断のペット」「大玉」「ザ・タワー」など。ゲーム作品の受賞歴としては、文化庁メディア芸術祭で特別賞、米国ソフトウェア出版協会でCodies賞、Game Developers' Awardsなど。 TheTowerDS が08年6月26日に発売予定 
 使用カメラ/ライカM8 愛用レンズNoktilux 50mm F1.2など

株式会社ビバリウムのサイトはすこしリニュアルしてwww.vivarium.jpに移動しました。
フォトアルバム

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広告は露出されてりゃいいというもんじゃない

「そろそろ、iPhone版のダウンロードとか始まるし、DSiダウンロードももっと認知度を高めたいし、ファミ通とか一般誌に広告うちたいね」「もっと廉価なメディアはないの?」という話が最近の社内の話題なんですけど、すこしそれに関連した話。

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開発スタッフと入ったファミレスでライターを借りたら、客が忘れていった(とおぼしき)ホテルの100円ライターを貸してくれた。
ライターというのは、見も知れない土地の忘れ物が、バトンタッチリレーのように流通するもので、そのほとんどは、スナックや、クラブや、ラブホテルだったりしますけれど、今回もそのケースで、怪しげな地元のホテル名が入っていて、その名も「ザ・ホワイトハウス」。

「あれ、これ、ラプホテルのライターじゃないですか?」と一人がそのネームに気づいた。
「そりゃそうでしょ。100円ライターじゃなくてダンヒルやZIPPOのライターだったら店側も客には貸さないよ、この、人がほしがらない感じ、が大事なんだ」と僕。


そう、同じ忘れ物でも、ネーム入りの100円ライターや100円傘は、手にした人に「ま、いらねぇか」と所有権を放棄させる独特の逆引力がある。高級品にはないオーラ。人から人へと渡り鳥のように流れては、決してとどまらせる事のない安物だけが持つ感じ。これはすごい力ですよ、という話でもりあがったわけです。「なるほど、100円ライター広告ね・・」
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かつてネット代理店と「隙間広告」のブレストをしている際に、「世の中で人手から人手へいちばん渡り歩くモノはなにか、その広告権を買い上げて広告をいれられないか」という話になったことがありました。その時の結論は「ライター」でも「マッチ」でも「傘」でもなく、「お札」というオチになりました。お札に広告をいれる国はありませんけど、ある意味お札こそ資本主義社会の最後の聖地、税収確保のために都バスのように民間広告が広告が入るのも、もしかしたら時間の問題かもしれない・・という意見も、若手の代理店ならではのうさんくささだけど、なんとなくうなづけなくもない。

たしかに、電話番号と名前が走り書きされているお札を見ると、無性に電話してみたくなる衝動に駆られることがあります。お札広告の効果はたしかに知りたいところです。1000万円でも3000万円でも、現金を借りてきて、そのお札にひとつひとつ手書きで、広告をいれ、銀行に預ける。たとえば、「浅草で宿泊するならXXXホテル 03-3XXX-XXXX」などと広告したいコピーを油性マジックで走り書きし、かかってくる電話の数を調べる、とかね。ま、固い話をすれば、お札に手を加えるのは改造したら犯罪ですけれどね。でもその効果は興味深い。
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こういう話になったとき、「この某湘南地方のホテルのライターに、GPSを仕込んでその分布をサイトでみれたら面白いな・・」、という話を開発スタッフがし始めたわけですが、ちょうど絶滅の危機に瀕したイリオモテヤマネコにするように、ひとつのものが以外な場所へバトンリレーされていく状況を追跡できるサイトが本当にあったら、かなりおもしろいサイトといえるかもしれません。
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これまでの人生で、あちこちで見かける謎の広告看板を三つあげろ、といわれたら、

一位 「新堀ギター」の手書きの看板

二位「人類が平和でありますように」の白い看板

三位 「桐タンス」と書かれたバス停にあるベンチ(東京ONLY?)

ではないかと思うのです。

この三つの看板は、人生で何回見かけた事か・・。だけど、よく考えてみると、何十年間も謎のままの広告ということはつまり広告効果としてはかなり疑問符なわけ。

そういう目で僕の手元にある黒いライターに目をやると、名古屋市内の番号とスナックの店名がかかれてる。たしかに、だからといって、名古屋に出張したときに、ここに書かれている「楊貴妃」というスナックに電話するか、となると、それはまちがえなくない。同様に、街角で配られるティッシュも、路上のビラも、麻布十番祭りのウチワも、電話した事、ないですし、広告メディアには、「お札」のように、出元の正体というか、安心感のようなものが必要ということなんですね。

おい、だめじゃん。

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お辞儀という表現

オバマ大統領が来日し天皇陛下に表敬訪問した際、お辞儀をしたことがアメリカ国内のマスコミで批判されているというニュース。このニュースは、日本のバラエティー番組だけでも数回取り上げられていたので見た人も多いと思います。

番組によると、多くの日本人はこのオバマ氏の行動を好意的にとらえているようですが、アメリカメディアは「アメリカ合衆国が相手国よりも下であるかのような態度をとることはけしからん」という指摘をしているというもの。
英語でBOW(お辞儀)は、「相手に屈服した」という屈辱的な意味が強いという説明も併せて報道されてました。でもこれってちょうど、「アメリカ人は、人の名を"さん"づけでは呼ばない無礼な乱暴者だ」と決めつけるのが愚かである事と似ていて、相手の尺でみるか、自分の尺でみるか、によってその意味合いがまるでちがってくるというきわめて初歩的な文化論なわけです。
「日本ではお辞儀をしっかりとできる人はとても尊敬される」という(彼らの「屈辱」とはま逆ですが)美意識を知っていれば、大人たる米国の一流メディアがどうこう議論すべき話ではないわけですけど(その証拠に、多くの日本人は、オバマ氏は日本に屈服したなどとはとらえていないわけですし・・)、アメリカは、それくらい自分中心なものの見方をしてしまう国だということを改めて知った次第です。それがすごく残念に思えた。ま、このメデイアの報道が米国市民の総意を代表しているととらえるのもどうかと思いますけども。

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ゼルダの伝説の、たしか「時のオカリナ」だっと思いますが、最後のシーンで村人たちが「お世話になりました」みたいな台詞とともに、主人公(リンク)にぺこりとお辞儀をするシーンがあったことを鮮明に記憶しています。
「このシーン、海外版では、どうアレンジされるんだろうか? たぶんそのままかな?」なんてことを思ったので記憶しているんですけど、この「ぺこり」とお辞儀をするという行為が海外でも普及するといいな、なんてことを思った事もあわせて記憶しております。映画も音楽も小説もなかなか世界に出て行けない国ですけど、ゲーム作品を通じて「日本的表現」が世界の子供たちの間で広まったらすてきだな、なんてね。海外の、ことハリウッド映画に出てくる日本人は、とても奇異な風習としてお辞儀をしている姿ばかり描かれてますけど、この「お辞儀」ってビギナーではかっこよくきまらない、なかなか奥の深い風習です。僕も、40代にはいってようやく上手にできるようになってきた気がするわけで、だからなおさら、このまま失われてほしくないと思うおくゆかしい文化だと思うのです。

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お辞儀をかっこよくする欧米人と聞いて真っ先に思い出すのは、ビートルズです。
彼らは、一曲演奏しわるといちいち、スーツ姿で四人そろってお辞儀をする「礼儀正しい」バンドでした。彼らは大英帝国の人ですけど、あのお辞儀の意味が果たしてどういう意味合いがあったのか、それは日本人が受け取る印象とは実はまったく違うニュアンスがあったのか?アメリカ人は彼らのライブ演奏を見て、このお辞儀をどう理解していたんだろう?

エスキモーの言葉に「雪」を意味する言葉がたくさんあるように、僕ら日本人はお辞儀の仕方でいろいろな意味を感じ取る事ができる文化をもっています。
この「お辞儀」という感情表現が、アメリカ人のハイタッチみたいに世界に普及して、そのうちに「日本人は世界でもっともお辞儀の上手な民族」なんていわれ方、されてみたいんだな。

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Leica M9での撮影写真サンプル<周辺光量落ち編>

今日、日曜日は朝は曇り気味だったけど、そのうち晴れそうだと踏んで、葉山-鎌倉-自宅近辺へとぐるりとドライブに行ってきました。
M9と、数本のレンズで、適当に写真を撮って来たんだけど、そのうち周辺光量落ちの現象が比較的わかりやすい写真を紹介することにします。おもしろみのない写真ばかりでごめんなさい。

(さらにはクリックしても拡大できないものばかりで恐縮です。近いうちに善処しますんで)

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▽▽▽▽Elmarit 28mmF2.8ASPH開放での撮影サンプル(IRフィルター装着 WBオート)▽▽▽▽


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▲近隣のスーパーの花屋店頭


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▲ただの消火栓(!)

▽▽▽▽Elmari 24mm F2.8 ASPH開放での撮影サンプル(IRフィルター装着WBオート)▽▽▽▽


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▲海の近くの分譲地

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▲海の近くのしらす屋さん

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▲そのモノクロ版


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▲海の近くの犬くん@昼寝中


▽▽▽▽Voigtlander Nokton classic 40mm F1.4 開放(たぶん) WBオート▽▽▽▽

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▲鎌倉鶴岡八幡宮近くの喫茶店ショーケース


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▲人力車のおにいさん


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▲古本屋さんはなぜか心が和むので。


ま、要するに、CCDが大きくなったせいで、光量落ちは多々ある、ということのようですね。
40mmでも出てます。 デジタルになると「広角の定義」が変わってくるということなのだろうか? いわゆる「広角ではないレンズ」であってもデジタルだと開放あたりでは「ふつう」な範囲となってくるんでしょうか? フルサイズに詳しい方、いかがなんでしょうか。ご意見をください!!

それから前回に書いたSDカードの不具合は、その後不思議なことに発生していません。
ただし、パッテリーを抜いてリセットしないと動作しなくなる誤作動は時々発生してます。
具体的にいうと、レンズキャップをしたままシャッターを押してしまい、長時間露光になってしまったときなど、M8などでは僕はスイッチをいったん切って、また入れて動作させていたんですね。それが、M9では偶感底部を開けてバッテリーを抜き差ししないと動作しないようです。

つづく

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Tower for iPhoneが

要するに、このブログは個人的なブログですから、仕事関連の話しは書きたくてもなかなか書けない宿命にあります。ことゲームの企画者という仕事なんてのは、現在進行形のはなしをそうそう書くわけにもいかないわけでして、シーマンDSはどうなってんだ!?なんてコメントもいただいているわりにRESもつけられていないわけでして・・。そのあたり皆さんご理解いただいているようでして。いまのところ平和なブログとしてやらせていただいているわけです。

ま、そんな中、パブリッシャが自社系の場合に限ってのみ、すこしばかりご報告できることがあるわけですけれど。そのひとつに、ずいぶんと以前から問い合わせをいただいているTower for iPhoneがあります。今日いえることは、それが動くようになってきた、という話しなのでありましてそのことを書かせて頂きます。

プログラマーはTさん、そして肩書きは特別何というわけではないですけれど、Sugiさんにもいろいろいと奔走いただきました。ありがとうね!! 今日の僕はとてもハッピーなのです。

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いま、ワンコイン・タワーということで、DSiウェアで、ザ・タワーのダウンロードが好評ですけれど、そしてニ画面ならではのゲーム性はかなりあるとおもいますけれど、DSからDSiへの移植は実は大変でした。いろいろと不整合と戦ってくれたRのYさん、相当苦労してくれてましたね。ありがとう。DSiウェアが16色なのに対しiPhone版は、256色というオリジナルモード搭載といい、サウンドといい、なにからなにまですべてPC版の再現なので個人的に愛着があるのです。むろんDSiウェア版は、複数のシナリオがあったり、マイクを駆使したり、ゲーム内にマリオ(!)が登場したりと、任天堂さんとのコラボがベースになったバージョンですけど、やはりMac出身の人間としては個人的な嗜好でいうと、この単品シナリオのオリジナル版がなにより可愛いわけです。
正直にいいますと、ソースコードがいまから十数年前のWIndows版(=mac版)1.3Jをベースとしてま移植したものです。だから、ま、オリジナルの「ザ・タワー」のバージョンといえるでしょうね。昔をご存知の方は、すこし懐かしがって楽しんで頂けるのではないでしょうか。iPhoneアプリはビジネスにならないという話しをききますけれど、ま、そんなことは今日はどうでもいいのです。

今回のプログラマーのTさんはいろいろと苦労されたことと思いますし、あと弊社の開発責任者のS氏にもいろいろと面倒をみていただき、この場を借りて御礼をいわせてください。


しかしまだ、アップルの承認を得ていませんし(GABOでは否認されたという過去があり、弊社の関係者にとってiAppは鬼門ですけど)それ以外にもいろいろいとハードルがあると思いますが、それらが解決すれば、DigiToysから最初のiAppがいよいよリリースという話しになるわけです。そのあたりは保証もないので、正式なことが決まればデジトイズのサイトなどて広報がされることと思います。いまはとりいそぎ、よろしくということでの報告になります。
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思いかえせば、ザ・タワーというのは自分の人生のマイルストン的な作品でした。最初のMac版のプログラマーはAさん。この人がいなかったらtowerはなかったと思います。いまはどこでどうしてされているのでしょうか? そしてシムシティーの続編として、初のライセンスものSimシリーズとしてMAXISが発売してくれたPC版/Mac版もあわせて、ちょっとした社会現象となりました。僕自身もあの頃は今とちがい、一つの作品づくりに多大な時間を割くことができて、本当にたのしかった思い出なのであります。
Windows版の移植を一手に引き受けてくれたK09さんは、そもそも最初のバージョンが出た時にマックライフのインタビュアーとして出会ったのですけど、そのままDOS3.1版のメインプログラマーとなってもらったという不思議なご縁でした。近々にまた一緒に仕事をすることになりそうです。不思議な縁です。

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ということで、正式発表ではないのですけれど、ま、Tower for iPhone、なんとか日本語版だけでもクリスマス前にリリースしたいと思っています。間に合うといいなぁ。関係者の皆々様がた、よろしくおねがいいたしますね。


新オフイスの内装お願いしていますATさんも買ってね!


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なんだかとても気持ちのいいできごと

路上でタクシー待ちをしていたら、突然、川上に別の人が現れて、タクシーを横取りされてしまった、という経験はありますか? 無配慮なそういう他人に遭遇した日というのは一日気分が悪いものです。

さてその日、なかなかタクシーがこないのでいらいらしていた僕の前に突然現れたのが写真の人物。いでたちから推するに、どこかよその土地からきた人にも思われます。
やや川下にいる僕がずっとタクシー待ちしていることを知ってか知らずか、どんどんと中央にせり出てきて僕の陣地を侵蝕してくるわけ。そうなってくると、風貌からもっている土産袋にいたるまで、なにからなにまでがあつかましく見えてくる。
「こんな自己中なやつにまんまと取られたらたまったもんじゃないぜ」と手元のiPhoneで取ったのがこの怒りの一枚というわけです。

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さてそうこうするうちに、あれだけ待って来なかったタクシーが一台、そこにまんまとかってきた。そしてちょうどカレと僕の間に停車したのです。


そういう段になって、我れ先にと強引に乗り込めないのが東京モンの見栄っぱりなところでして、それでいてあとでぐちょぐちょと愚痴をいうのも東京もんならではの女々しいところ。強引に乗ろうか、格好つけてどうぞといわんばかりに譲るか、軽いパニックのように判断しかねているうちに、タクシーは完全停止しドアが開いた。そしてその次の瞬間カレと僕の目が合ったのであります。

火花が散るか、というくらいに思っていた僕を見て、ほんの一刹那をいれこのカレが口にした意外な一言、それは
「あ、どうぞ」という四文字の言葉でした。

カレのその四文字の言葉は、おそらく北関東弁なまりだったと思うのですが、すこし照れくさそうに、滑舌もあまり良くなく、しかし、アドレナリンに溢れた僕にはまるで鈴の音のように、あるいは一抹の清涼剤のように耳に転がり込んできたわけです。

うろたえて「あ、ありがとうございます」そう答えるのが精一杯でしたね、僕は。
なんだかとても恥ずかしい気持ちになりながら、そそくさとタクシーの中に乗り込んだのでありました。
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とまあ、それだけの話しなんですけれど、わずかほん一分くらいの出来事でした。

先入観というのは恐いものです。もし僕が場所移動などして、そのままになっていたら、この人は僕の記憶の中では永遠に「あつかましさの権化」となり、この写真は酒の席などで知人たちと悪口の餌食になっていたでしょう。(そのネタにしてやろうという気持ちで撮ったのですから)
しかしこの一枚、なぜかいまとなっては自戒の一枚の証拠写真となりました。こんな写真を撮っていること自体あつかましいわけでして、さらにその写真をブログに載せるなどというのは恥の極みをさらしているようなものです。

本当に、人間というのはわからないものです。
僕は、この日の午後、とてもすがすがしい気持ちでした。
そして、いまこのブログを書いている今も、懺悔しているような気持ちとでもいいましょうか、この人の四文字のおかげですこしさわやかな気持ちになるのです。

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ライカM9使用開始のご報告

結果的には、量販店の方が入荷が早かったということでしょうね。というのもライカショップさんから「ようやく」といった感じの入荷連絡をもらった前日に、量販店から商品がすでに届いていたという事実が発覚。なもんだから予想を裏切って、(ポイント換算いれて)10万円の価格差をも回避できてしまったというわけ。なのでライカショップさんの入荷分は辞退する次第となりました。
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ということで、昨日あたりからそそくさと使い始めたM9ですが、これがなんとも不安定なのであります。ネットでは色収差のことが取りざたされておりますけれど、それ以前の問題として、SDを突然認識しなくなる。あるいは「データ転送中」みたいなメッセージが出てシャッターがまったく切れなくなる現象が多発。SDの転送スピードを選ぶのかしら? まだ絶対時間が短すぎて現象発生の規則性をまったく特定でききれていませんが、不可思議な状況が多々うまれております。SDカードをフォーマットできない、とか、撮った写真が保存されていないという現象もありまして、どこかのサイトに書いてありましたけど、これがCanonやNikonだったらどれほどの騒ぎになっていることやら・・・。M8同様、名門ライカさんはすこし出荷を急ぎ過ぎたのかもしれませんね。

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しかし僕は初期の時代からのマックユーザーです(1985年のMacintoshの時代です)。惚れた製品にはめっぽう忍耐強い。当時のマックも、日本語はろくに使えないわ、バクダンマークがしょっちゅう出てくるわ、それは大変な製品でしたけど、使っていて楽しかったんですね。会社のIBM5550とちかってマックの前に座ると元気が湧いてくる。メーカーを育てるファンとしてはけっしていいことではないのかもしれませんが、このM9も、堪忍袋の緒が保つ限り辛抱強く使ってみようと思っているのであります。

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昨日は、なもんで、35mmF2.0のSummicronとNocutilux50mmF1.0をつけて築地に、そして今日は、28mmF2.8Elmaritを装着し、娘が志望している大学の学園祭にとM9を連れて行ったのであります。

こまかな性能評価については、追って紹介するとして、まず第一印象は、「M8よりすこし不細工だぞ」です。液晶バッテリーのある左肩のあたりのフィニッシュ、ここが、ちょっとヤボッタい。もちろんこれは好き嫌いのある話しです。性能の話しでもありませんし。手にした印象として、単に、「ちょっとがっかりした」という話しです。


M9
▲M9


M8_3
▲M8
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フルサイズCCDについてですけど、マゼンダ被りシアン被り、より先に、周辺光量が落ちてるぞ、と思いました。しかも広角ではなくNoctilux50mmF1.0解放使用時です。

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▲Noctilux50mmF1.0解放

つづく