晴れた日曜日には、風通しのよい散髪屋で髪を切ってもらいたい。
耳元ではシャカシャカという静かな鋏の音とともに髪は切られ、清潔なナイロンの上にボソっと小さな音を立てて落ちる。その音があまりに心地よいので、僕はいつしか眠りへと落ちる。
ふと気がつくと、顔剃りへと作業は移り、磨いだナイフがじょりじょりと顔を撫でる。暖かいシェービングフォームとともに古い髭が取り去られ、久々に露出した毛穴が秋風にさらされると、いつになく頬が敏感になる。
顔も心もさっぱりと仕上がる頃には家族が迎えにきている。
時計は午後4時をすこしまわっている。
「おとうさん、男前になったね」なんて鏡越しにいう姿をみて、僕はにやけて代金を払う。
そして家族らとみんなして夕食の買い物がてらの帰路につく・・。
そんな生活がしてみたい。
(写真は今年6月にローマ市内で撮影したもの)






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